gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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日本人から「学問の自由」を奪ってきた日本学術会議 国家の存在を脅かす数々の提言、もはや存在意義失う | JBpress(Japan Business Press)

日本人から「学問の自由」を奪ってきた日本学術会議 国家の存在を脅かす数々の提言、もはや存在意義失う | JBpress(Japan Business Press)

日本学術会議が新会員として推薦した105人中6人を首相が任命しなかったことが問題になっている。
そして、朝日や毎日、東京新聞などは「学問の自由」を侵害したなどと連日書き立て、モリカケ桜を見る会に続く争点化を狙った扇動紙と化している。
「学問の自由」を侵害してきたのは、「軍事研究をしない」と国家の基本にかかわる分野を排除し、また大学院で研究に従事していた自衛官院生を排除した日本学術会議(以下、学術会議)の方である。
しかし、主要な野党はマスコミの扇動に踊らされるかのように「慣例」を破って「全員任命」しなかったことだけを取り上げ、菅義偉政権に打撃を与えて政局にしようと目論んでいる。
本来野党が問題視すべきは、学術会議が特定の研究を排除したことや自衛官を大学院から追放して、日本国家の危機対応能力を低減させてきたことであり、これこそが憲法違反ではないだろうか。
政権奪還の意思を有する野党であるならば、国家の基本問題である安全保障に正面から向き合うべきである。
政権側は、推薦通りの任命義務はないし、ましてや学問の自由を侵すものではないとして被任命者の見直しはしないとしている。
時代の推移とともに、慣例にとらわれない政治の対応が求められるのは当然である。
(中略)
日本は憲法前文で世界の国々を平和愛好国とみなしているが、現実には世界のあちこちで戦争が起きているし、軍備競争も熾烈である。
周辺諸国を見ただけでも、憲法条文の前提がすでに現実から乖離していることが分かる。
真摯に世界を俯瞰し国際社会を直視すれば、学術会議に設けられている第一部の「人文科学を中心とする科学分野」では、「国家の存続」を考えれば、「戦争の考察」を排除できないはずである。
(中略)
ところが、学術会議は戦争が常在する現実を無視し、願望でしかない「平和」を与件としてスタートした。
「戦争目的の科学研究」(1950年声明)、「軍事目的の科学研究」(1967年声明)、そして「軍事的安全保障研究」(2017年声明)と用語は変わるが、一般に「軍事研究」と言われるものを大学から排除し、また自衛官が国立大学の大学院で学ぶ機会も奪ってきた。
(中略)
学術会議の声明によって、大学などは研究を制約されてきた。真に必要な研究ができなくなったという点で、まさしく「学問の自由」を剥奪したのだ。
(後略)

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62490

そうなんだよね。
学問の自由を標榜しつつ、一方で自衛官の大学院追放の方が、よっぽど酷い「学問の自由の侵害」なんだよね…。
当時、それを有識者やマスコミが問題視した、という話は寡聞にして知らんけど。
そもそも、大学が左翼…反体制の巣になりやすい、というのは過去の歴史を見れば明らかである。
ローマ時代の昔から、若者に金と暇があって、適度に知恵をもつと、大局観(笑)に目覚めて、大抵は政治にかぶれてロクな事をしない、なんてのは幾度も繰り返されてきた話であり、独裁者がまず手を付けるのが、民衆の白痴化である、という辺りからも良くわかる話だろう。*1
若く理想に燃えると、自分の持つ不満を体制に転嫁し、現体制に対する不満を拗らせて、左翼に近い思考に至るのは、ある意味、必然と言って良いレベルで「あるある」だし。(ただし、ガチ酷い政体の国は除く)
問題は、年をとっても学生時代の幼い嗜好が抜けずに、反体制を拗らせて左翼のまま大学に居続ける連中だったりする。
日本学術会議で暴れているような連中は、まさにソレ、であり、彼らが専門分野で有能である事と、政治的に幼い思想しか持てない事は、普通に共存する事象である。
だから、「無能だから反日」という線で非難されても、彼らはその点で問題はないので、普通に反論できてしまう。
彼らは「政治に関して無能だから反日」なだけで、「専門分野では有能」なのだから。
結局、「反日の学者」を組織から排除するなら、象牙の塔の自浄作用を期待するのは無理って事なので、任命責任のある側が拒否することで、襟を正させるしかないのに、「俺らが推薦した黙って認めろ」と既得権益を叫んで文句を言ってる時点で、彼らがマトモな思考をしていない事は明白である。

*1:その意味で、マスコミ内部の連中が国民を愚民と蔑んで、高みから偏向した情報で白痴化を目指すのは、報道の自由をヤバいレベルではき違えている行為だ、という事が分かるだろう