gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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輪環の魔導師3 竜骨の迷宮と黒狼の姫 (電撃文庫)

輪環の魔導師3 竜骨の迷宮と黒狼の姫 (電撃文庫)
明らかに続刊を意識したあらすじなので、電撃の3巻打ち切りはまぬがれた模様。
前後編の短めな話を重ねるパラムンのような構成でもないし、空鐘のように長く続くシリーズになりそうである。
さて、今回もヒロイン候補と思われるキャラが登場するわけで、セロ・ハーレムは何処まで広がり、フィノの「暗殺帳」のページは増えるばかりか?
つわけで、以下ネタバレ。
序盤から、フィノのヤンデレ絶好調で、ストッパーとなりそうな登場人物が誰もいないという恐ろしさは異常(笑)
今回は、前回名前だけ登場したお姫様を保護するために、潜伏する場所へと向かったアルカイン一行だったが、前巻ラストで魔族に姫様の潜伏場所が割れてしまい、一手遅く、街に到着した時には襲撃後であった、と言うところからのスタート。
竜神信仰の神殿と鉱山街という特殊な由来で、街の地下に広がる迷宮に逃げたイリヤード姫と護衛の騎士を魔族より早く見つけられるか、という迷宮探索モノと思いきや、「おっと、テレポーター」でセロ、フィノはばらばらになり、あっというまにセロはラッキースケベと言うか、水浴び中のイリヤード姫と遭遇、ラブコメヒロインとのベタな邂逅を演出したわけだが、さすがは渡瀬、ほどなくフィノを登場させて、惨劇の危機を導出させる事も忘れない。
…この作品、実はフィノのヤンデレ危機一髪を楽しむ作品なんじゃないかと…。
で、お姫様なのに「世が世なら将軍の器」とか言われるような武闘派って、やはりフィノによる暗殺回避の為、ウルクのような戦闘力の無いヒロインは登場させられないという事でしょうか…。
実は「セロがヒロイン説」のほうが有力だったりして。
とか思いつつ読んでいたら、最後の最後に、セロが幻想殺し還流の腕輪を使い、ドジっ娘魔族を救い、男らしく締めてくれて終了。
…結局、姫様誘拐されたけど。
あと、アルカインをぬこ化させたと思われる、魔族が登場。
美少年好きのルナスティアって、残虐ちびっ娘かYO!
…フィノと気が合うか、不倶戴天の関係になりそうだなぁ…。