gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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日台双方で批判続出…NHK「偏向報道」政界に波及 5日放送「アジアの“一等国”」自民議連が意見書 ZAKZAK 2009/04/20

NHK総合テレビが5日に放送した「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー 第1回『アジアの"一等国"』」の内容に対し、有識者らが「偏向・歪曲報道」などと批判している問題で、自民党保守系議連「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬文科相)が近く、同局に質問状を提出することが20日、分かった。問題はついに政界に波及することになった。
番組は、日清戦争後の日本による台湾統治について、一等国を目指して統治の成功を海外に誇示したが、日台間の格差と同化という矛盾を抱え、やがて皇民化運動で日本文化を強制した−などと放送した。
これに対し、日台の文化交流を進める民間団体「日本李登輝友の会」(小田村四郎会長)は10日、「日本が一方的に台湾人を弾圧したとするような史観で番組を制作することは、公共放送として許されるべきではない」という抗議声明を、NHKの福地茂雄会長あてに提出した。
声明には、元タイ大使で外交評論家の岡崎久彦氏、京大大学院の中西輝政教授らの名前も。また、ジャーナリストの櫻井よし子氏は週刊新潮で「全篇が"歪曲報道"の連続」と指摘し、評論家の金美齢氏も「"偏向番組"の一語に尽きます」と批判した。
議連では、日台双方から同様の批判が続出していることを受け、NHKに質問状を提出する準備をしている。NHKの予算は毎年度、国会で承認を得ることが放送法で決められている。
李登輝友の会の抗議声明に対し、NHKは14日付で、担当のエグゼクティブ・プロデューサー名で「(番組は)日本が最初の植民地とした台湾に、近代日本とアジアの原点を探り、これから日本がアジアの人々とどう向き合っていけばよいか、未来を生きるヒントを探ろうとしたもの」「なにとぞ番組の趣旨をご理解いただきたいと思います」といった回答を寄せている。
だが、李登輝友の会の柚原正敬専務理事は夕刊フジの取材に「回答はとても納得できない。担当プロデューサーやディレクターにも出席してもらい、公開討論会を呼びかけたい」と話している。

http://www.zakzak.co.jp/gei/200904/g2009042003_all.html

NHKが、民放や新聞諸誌に比べて高い信頼性を誇っていると言っても、それらの大部分は50代以降のネットに親和性が無く、ただTVや新聞のいう事を鵜呑みにして、選挙でアウトプットする以外の事が出来ない人たちにであって、世論としての発言力が無い人達が主である。(しかし立場はムダに高かったり、リアルでの発言力と金はある)
ネットでも情報収集する世代ならNHKの偏向報道は知られるようになっているし、ネットに親和性のある世代は、ネットを通じた直接的な行動力が大きく、直接スポンサー企業や政治家へメールや投書、抗議と言った形で意思を伝えること行っているので、政治家や企業としても無視できない圧力存在になりつつある。
この動きは、マスコミが一方的に「マスコミ様が愚民どもに選別し、偏った情報を投げ与えてやる」というマスコミ上位型の情報発信は、既に時代遅れになっている証拠だと思うのだけれど、NHKの謝罪になっていない謝罪を見る限り、全く理解しているように思えない。
HNKに自浄作用がないというのなら、受信料徴収権を剥奪し、HNKを民営化して、代わりの国営放送を作ればいいと思う。