オバマ米大統領、中国を為替操作国と認定すべき＝ロムニー氏広報| ワールド| 米国| Reuters

［ワシントン　２４日　ロイター］　米共和党のロムニー大統領候補のスポークスマンは２４日、財務省が１０月１５日に公表を予定している為替報告書で、オバマ政権は中国を為替操作国に認定すべきだとの考えを示した。
ロムニー氏のスポークスマン、アンドレア・ソール氏は電子メールで「ロムニー氏は、為替報告書の公表を遅らせることなく、中国が為替操作国に認定されるべきだと考えている」と述べ、ロムニー氏は大統領就任初日に中国を為替操作国に認定する、と語った。
財務省の報道官は、為替報告書の公表を１１月６日の大統領選の後まで延期するかどうかについてはコメントを拒否した。

http://jp.reuters.com/article/jpUSpolitics/idJPTYE88O00O20120925

今までの媚中路線から考えると、かなり興味深い一手だと思う。
オバマは、序盤に理想主義が過ぎて無茶をするきらいがあったが、最悪の時期に就任した大統領として言えば、優秀な部類に入ると思う。(少なくとも一時でもルーピーと比較した事はすまんかったと思う)
が、どうしても景気低迷期の大統領なので、再選に関しては不安が付きまとう。
アメリカはオバマ就任以来ずっとドルを刷って流動性を高め、アメリカ景気の下支えをしてきたが、欧州危機による経済不安や、中国の武力台頭による世界不安によって景気は低迷したままであり、雇用統計が最近はダメっぽい。
基本的にオバマは対話・平和路線の大統領なのだが、アメリカ大統領としての正しい資質である「必要なら戦争も辞さない覚悟」を持っている。
一方で、アメリカ軍産複合体は、そろそろ大義名分があって、大手を振ってぶん殴れる相手が欲しい！！
…と言うのが本音。
その意味で、中国が十分な対米戦力を整える前に、日本相手に暴発してくれれば、オバマは(国内の混乱を避けるために)再選確定、湾岸戦争以降だぶついている在庫兵器を使って、戦費は日本持ちという最高に楽しい状況になる。
米中核戦争と言う可能性はゼロではないのだが、もしアメリカ人が中国人の理性を過大評価しているなら、本気で戦争という可能性が…あるかも？