gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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インド経済が窮地に陥った理由 -JBpress(日本ビジネスプレス)-

(前略)
ブラジルからインドネシアに至るまで、様々な新興国で通貨と株式が急落したが、とりわけ大きな打撃を受けた国が1つあった。
(中略)
政策立案者たちは、インドが1991年の国際収支危機以来最大の窮地に陥っていることを認めている。
(中略)
インドの悩みは、自国の力が及ばないグローバルな力によって引き起こされている部分もある。だが、一連の問題は、インドが絶好の機会を逃すことになった致命的な慢心の結果でもある。
改革に着手するのが比較的容易だったはずの2003〜08年の好況期に、政府は労働力、エネルギー、土地の市場自由化を怠った。インフラは十分に改善されなかった。汚職や煩雑な手続きは一段と悪化した。
民間企業は投資を削減している。経済成長率は4〜5%と、好況期のペースの半分まで減速している。10%に上るインフレ率は、どの経済大国よりも悪い。かつて超大国としてのインドの台頭を喝采していた大物実業家は今、社会不安が生じかねないと警告している。
(後略)

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38567

むしろ、この期に及んでネガティブ要因を隠してる某「大国なのに中国」に比べれば、「統計が信頼できる」と言う点で、見込みがあると言うことでもある。
プラスをマイナスと誤認させて消費マインドを萎縮させ、足を引っ張る日本のマスコミも相当なカスだが、無い物を有ると主張して問題を隠蔽するのに比べれば、無い物を、きちんと無いと言って問題を直視した方が遥かに健全なのだし。