痛いニュース(ﾉ∀`) : 【佐賀】 衛星放送をB-CASカードなしで視聴できるプログラムを独学で開発し、ホームページで公開した１７歳少年を逮捕 - ライブドアブログ

有料衛星放送を不正に視聴できるプログラムを独学で作り、ホームページで公開したとして、１７歳の少年が逮捕された。
警視庁によると、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、佐賀市に住む無職の少年で、去年６月、有料衛星放送を契約者以外でも見られるようにした不正視聴プログラムを自分で開発しホームページに公開した疑いがもたれている。
少年が作ったプログラムを使うとＢ−ＣＡＳカードがなくても、有料衛星放送を視聴することができるため、インターネット上で拡散しているという。
調べに対し、少年は、「Ｂ−ＣＡＳカードが邪魔だった。ネットでデジタル放送の仕組みを何百ページも読み込んだ」と話しているという。

http://www.news24.jp/articles/2016/06/08/07332131.html?cx_recsclick=0

凄い事を否定する気は無いんだけど、重要な情報が幾つか抜けているので補足すると、まずＢ−ＣＡＳカードに関しては、２０１２年にメーカーが仕掛けたバックドアが発見された上、暗号の大元になるコードが流出済みになっており、完全なソフトウェアによるエミュレーションまで可能な状態であること。
にも拘らず、利権団体でしかないＢ−ＣＡＳ社は、責任を取らず、金の掛かる抜本的対策すら取らず、ただＢ−ＣＡＳカード自体の書き換えを禁止したりしているのみで、見せしめ逮捕とかはしているが、技術的な対策はほとんどしていない状態であること。
逆に言えば書き換える元となる情報はもう完全にバレバレで、ネットを探すと情報は結構あるので、やる気とある程度の技術、そして法を犯すハードルさえ越えれば、同じことを出来るＩＴ技術者はたぶん、日本だけで５ケタ以上は居ると思われ。
むしろ問題は、ここまで露骨に利権でしかないシステムを、真っ当に批判しているマスコミが見当たらないことの方が、凄い(怖い)話なんだけどね。