gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

ドコモ・au・ソフトバンクで最も通信が高品質なのは? RootMetricsが調査結果を公開 - Engadget Japanese

北米や英国などでモバイル通信のパフォーマンス測定サービスを提供するRootMetricsが、日本市場に参入。それに伴い、東京・札幌・横浜間で実施した「モバイル・ネットワーク・パフォーマンス・レビュー」の結果も公開しています。
(中略)
調査結果をまとめると、NTTドコモソフトバンクが東京と横浜の両都市の総合評価において、ともに1位を獲得。札幌では総合評価において、auNTTドコモがともに1位を獲得しております。

http://japanese.engadget.com/2016/08/24/au-rootmetrics/

ソフトバンクは露骨に首都圏、それも大学とか若者が多い施設に集中した設備投資をしているから、都内で若者が使う分には、利便性が高い。
対してドコモもauも、全国キャリアとしての責務で、そう偏った設備投資は出来ないから、どうしても首都圏に限れば、ソフトバンクに負ける局面も出てくる。
スマホや携帯は、移動体通信と言うけれど、実際にそれを持ち歩く利用者は、あんまり自分の生活圏から大きく動く事は無いから、全国に均質なサービスを行うよりも、ターゲットとする顧客層が多い場所に手厚くサービスを敷くソフトバンクのやり方は、効率が良い。
更に言えば、ドコモもauもMVNOへの回線貸出を行っており、MVNOが居ないソフトバンク回線は、自社の通信パケットだけで自社回線を占有しているのだから、回線に余裕があって当然なのだ。
こうした資本投資の選択と集中は、営利企業として決して間違っては居ないし、顧客満足度と言う観点からは褒められるべきなんだけど、有限で貴重な電波利用枠を使う権利を与えられている3大キャリアと言う立場を考えれば、唯一MVNOへの回線提供もしないソフトバンク*1が、相変わらず大きな権利を与えられた企業の、背負うべき社会貢献と言う意識が低く、自己中心的なマイルールで生きているのが良く判る話ではある。

*1:正確には、ドコモの3.5倍と言う高額な回線利用料金を設定して、MVNOに利用されないようにしていた。流石に露骨なやり方を怒られたのか、金額を改定したが、やはりauより僅かに高めの価格を設定しており、3大キャリアの中では最も高い利用料である