gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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墜落が相次ぐ中国の戦闘機「殲10」 過度の訓練強化が背景か - ライブドアニュース

(前略)
中国では昨年以降、戦闘機の墜落事故が相次いでおり、「戦える軍隊」に向けた過度の訓練強化が背景にあるとも指摘されている。
(中略)
殲10は15年10月以降の約1年間で、公表されているだけで墜落事故が4件発生。エンジン性能や操作性などの問題に加えて、現在の飛行訓練のあり方を疑問視する意見もある。
(中略)
今年4月には地上で模擬着艦訓練を行っていた空母艦載機「殲15」の男性パイロットが死亡する事故も起きている。

http://news.livedoor.com/article/detail/12305120/

訓練の高度化と言うか、道具(兵器)だけは最新鋭を揃えたけれど、それを使いこなせる人員の育成に急ぎ過ぎているのではないだろうか。
閑話休題(それはさておき)
中国は現時点で、主力戦闘機であるJ11B(ハイ)とJ10C(ロー)を中心に、旧式化したJ7、J8の置き換えを進めている。
今年に入って、J16*1の大量生産を発表しているのも、その一環である。*2
戦闘機パイロットがその最大限の能力を発揮できるのは、30代中盤であり、40歳初頭ぐらいで引退する。(その後は民間転出か教官職、地上勤務へと回る)
そんな「賞味期限」の短い戦闘機パイロットを、特に現時点で30代のパイロットをシゴいて訓練しているって事は、もしかすると予想しているより中国が「暴発」するまで時間が少ない、と言う事なのかも…。
日本の自衛隊におけるパイロット育成人数は、規模に比してかなり少なく、アメリカの様に大量に育成して民間とも連携して予備役を確保するような仕組みも無い為、戦争が起きると真っ先に損耗する戦闘機パイロットは、あっという間に枯渇してしまうと懸念されている。
…しかし、パイロット育成って、お金かかるのよねぇ。
昔漫画かなんかで読んだ時は、一人育成するのに2億かかるとかあったけど、最近だと5億とも言われる。
機材の更新だけで手一杯の自衛隊じゃ、なかなか人は増やせないわなぁ。
やっぱり、無人戦闘機の開発は進めておくべきだったと思うよ、マジで。

*1:u27の派生Su30MKKをコピーした複座の爆撃機

*2:来年にはJ20の量産が始まるのに、同じ爆撃機カテゴリで「最新の旧世代機(それもコピー)」を量産する不思議〜。よっぽどJ20の性能が怪しいとしか