トランプ氏、「過去最高」のイラン制裁発表 軍事行動は否定 写真4枚 国際ニュース：AFPBB News

トランプ氏、「過去最高」のイラン制裁発表 軍事行動は否定　写真4枚　国際ニュース：AFPBB News

【9月21日 AFP】ドナルド・トランプ（Donald Trump）米大統領は20日、イランに対して「過去最高の制裁」を科したと発表した。一方で、自制は強さの証だとして、軍事攻撃の予定はないとした。
(中略)
トランプ氏は大統領執務室（Oval Office）で記者団に対し、「つい先ほど、イラン中央銀行に対して制裁を科した」「同国に対して科された過去最高の制裁だ」と言明。一方で、「少々の自制を示すことで強さを示すことになる」と述べて軍事行動を否定し、自身が戦争を仕掛ける意向だとの批判を展開していた人々と、軍事行動を求めていたタカ派を批判した。
(後略)

https://www.afpbb.com/articles/-/3245602?cx_part=topstory

あーあ。
これは、完全にトランプは「足元を見られる」状態になったかも…。
大統領就任前から、タカ派としての印章を周囲に与え、強いアメリカを標榜して再軍備を訴え、北朝鮮、中国、イランに対して、軍事力の使用を厭わない対決姿勢を見せてすらいた。
しかし、実際に軍事力を行使したのはオバマの置き土産だったシリアに対する巡航ミサイル攻撃ぐらいで、トランプが手をつけた北朝鮮、中国、イランに対しては、未だに軍事攻撃に踏み切っていない。
イランには無人機を撃墜されたが、報復をトランプの一存で撤回し、北朝鮮相手に対する行動は、「完全な無視」と言えば聞こえは良いが、実質的には「何もしなくなった」というべき状況だ。
今年１年の動きを見て、金正恩(人造人間19号)がロケットマンなら、トランプはビックマウス(口先野郎)、というべき存在ではないか、と考える人間が大幅に増えた。
経済戦争も、戦争の一形態だし、その苛烈さや悲惨さは、時に戦火を交えるより厳しいものになる場合があるが、北朝鮮相手には、韓国やロシアが瀬取りで原油封鎖に大穴があいているし、中国も知財無視をさらに加速させて、脱アメリカ経済に向けた取り組みを加速している。
イランに関する制裁については、Ｇ７の中でも立場が割れているのが実情で、トランプが声高に文句を言ってるだけで、実効性に乏しい。
今までは、ラッキーで何とかなっていたけれど、とうとう安いメッキでは糊塗出来ない程に、厳しい局面に入っているのかもしれない。
正直、最初の評価が最低だったから、多少でもマシな事をすれば評価が上がるボーナスタイムだっただけで、やっぱりダメな大統領だったんだなぁ、という結果に落ち着きそうな未来が見えて来たなぁ。