gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ファーウェイ『AirPods Pro』より高性能と謳う完全ワイヤレスイヤホンを発表  | ゴゴ通信

ファーウェイ『AirPods Pro』より高性能と謳う完全ワイヤレスイヤホンを発表  | ゴゴ通信

2019年11月14日、都内某所にてファーウェイ・ジャパンが発表会を行った。
発表会では新スマートフォンの『HUAWEI nova 5T』などが発表されその中でファーウェイ初の完全ワイヤレスイヤホン『HUAWEI FreeBuds 3』を発表。
オープンフィット型の人間工学に基づいた設計で、耳への付け心地が装着感となっている製品。耳の奥に焦点をあわせて音を届けるドルフィンバイオニックデザインとなっている。
ノイズキャンセリングも搭載しており、HUAWEI AI Lifeアプリで調節可能。消音量は最大15dBまで。
アップルの『AirPods Pro』にも搭載されているアクティブノイズキャンセリング以外にも『HUAWEI FreeBuds 3』は骨伝導ノイズキャンセリング、風ノイズ低減も搭載している。
有線充電、ワイヤレス充電両対応で、有線充電の場合は『AirPods2』と比較しても2倍速く、ワイヤレス充電の場合は1.5倍速い。
14mm大型ダイナミックドライバーのベースチューブにより低音を増強。
バッテリーはイヤホン本体で4時間、充電ケースを使用することにより20時間使用することが可能。
(中略)
イヤホンタイプ:オープンフィット型
(中略)
市場想定価格:1万8800円(税抜)
発売日:11月29日

https://gogotsu.com/archives/55009

イヤホンは「カナル型」と「インナーイヤー型」の2種類があり、カナル型は耳栓の様にシリコン素材のイヤーピースを入れる、密閉性が高く、音漏れしにくく、雑音も低減できる優秀な特性を持っている一方で、耳栓のように耳に挿す事から、長時間付けていると耳が痛くなったりするデメリットもあるタイプ。
インナーイヤー型は、超古いモノラルイヤホンを思い出していただければ良い。
耳の奥に挿すのではなく、耳のくぼみにひっかけて、昔は薄いスポンジ素材などを付ける事で落ちにくくしていたりしていたアレである。
サイズが合わないと、とことん合わない上に、密閉性が低く、音漏れはするし、周囲の雑音も聞こえる代わりに、サイズさえ合うならカナル型より耳に対するダメージが小さい事から、良く電車で音漏れシャカシャカやってる自己中DQN御用達、みたいになっている残念なタイプでもある。
とは言え、外で歩きながら使う分には、周囲の音が聞こえなくなってしまうカナル型より、周囲の音を完全に遮断しないインナーイヤー型は、比較的安全なので、メリットはあるのだが、音漏れする程の大音量で聞いてたら、そんなメリットあるはずもない。
オープンフィット型というのは、インナーイヤー型の別名で、上記したように、物理的に耳穴にフィットしない以上、周囲からの音が耳に入り込んでしまう。
そんなイヤホンで、ノイズキャンセリングする、というのは、なかなかに偉業と言うべきものだろう。*1
…というか、物理的に無理がある事をやってる以上、効果が限定的なはずで、「消音量は最大15dB」ってのは、かなり盛りすぎではないかと思う。
Sonyの消音性能に定評のあるへッドホンタイプのノイズキャンセリング性能ですら、平均17.1dBと言われている。
多分、「最大」という文字が曲者で、平均取るとメタメタなんじゃないかと思われ。
余談だけど、自分の場合、イヤホンは「カナル型」も「インナーイヤー型」もどっちもダメで、1時間以上使うなら、へッドホンタイプ以外使えない、と言う難儀な耳の形をしている。
ただねぇ、へッドホンタイプは、暑いのよ…。

*1:ザルで水を汲む的な意味で