gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

目が覚めたら、十時四十八分。どうみても遅刻です。ありがとうございました。

社会人生活で初の、完全無欠な遅刻。
今までは、フレックスを利用したり、始業前に前半休にしたりして、遅刻回避してきたけど、目が覚めたらフレックスのコアタイムを余裕でぶっちぎりしている状況で目が覚めたのは、いくらなんでも初めてである。
敗因は、朝の四時までかかったノートPCの復旧作業。
データのサルベージと、OSの再インストール、アップデート、必要なソフトのインストールとやっていたら、いつのまにやら朝方になっていたので、目覚ましをかけて仮眠のつもりで横になった…ら。
七時半頃に、一度目が覚めた記憶がうっすらと残っているが、次に目が覚めたらこの時間。
慌てて会社に連絡を入れ、支度もそこそこに家を出た。
おかげで、昼休み直前には会社に到着したけれど…昼休み直前と言う事は、そのまますぐに昼休みと言う訳で、あんまり急いだ意味が無かったりもする。
…ふぅ。
あ、今日は雛祭りか。すると、近所のスーパーの半額惣菜が少し豪華になるかな…(←縁があるのはこれくらいしかない)

ランブルフィッシュ(10) 学園炎上終幕編 (角川スニーカー文庫)

読了。
いわゆる一つの最終巻である。
常々思っているが、三雲岳斗氏は終わり方が竜頭蛇尾になる事が多い。
デビュー作となるコールドゲヘナに関しては、そこに至るまでの無数の推敲と、デビュー作として手持ちの札を全部晒すような勢いがあって、綺麗に終わっているのであるが、以降のシリーズ物に関しては、その終わり方が微妙な作品が続く。
ベリオン、i.d.、道士さまといっしょ、どれも終わりが盛り上がらずに終わってしまうのだ。
スニーカー文庫初のシリーズ作品であるランブルフィッシュであるが、シリーズ立ち上げ当初の壮大な風呂敷は、あとニ・三冊かけても十分に畳み切れない分量を持っており、正直、発売されるまで最終巻であるとはちっとも知らなかったし、想像外であった。
少なくとも、今の巻で完結させるとするならば、後一冊、終わりを予感させるエピソードを挿入するなどして盛り上げて欲しかった。(…前巻は合宿編で、終わりへと向かう盛り上がりなど、ロクに無かったし)
最後の方の、畳み掛けるような戦闘シーンの連続は、コールドゲヘナの頃を思い出させる勢いがあったが、無理やりシリーズを終わらせる為にネタを圧縮して詰め込んだ、という感じも強く、今までのネタ明かしに関しても、無理があるもが多いように感じた。
折角、良作として評価を積み上げてきたのに、非常にもったいない終わらせ方だと言える。
ラストで、同文庫から発売されているアース・リバースに繋がるような伏線っぽい台詞があるが、お遊び的なクロスオーバーと受け取るのが吉であろう。
トータルで見て、佳作、という評価にしかならないのが残念な作品である。