gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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asahi.com(朝日新聞社):ブレーキなし自転車、危険も加速 若者に流行 - 社会

「見た目がオシャレ」だと、ブレーキをつけない違法な自転車が若者らに流行し、公道を走っている。
昨年12月中旬、若者でにぎわう大阪市アメリカ村。男性(23)はブレーキのない競輪用自転車で兵庫県西宮市の自宅から約45分かけて走ってきた。購入して2年になる。
競輪用自転車はペダルと後輪の動きが一致する。止まるときは、競輪選手と同様に、ペダルを止めたり、後輪を浮かせたりして減速する。相当な脚力が必要で、うまくいかないことも多く、車や人の通りが多いところでは時速10キロ以下を心がけている。
「違法だとは知っているけど、警察に注意されたことはない。ブレーキが付いていても危険な運転をしている人は大勢いる」と言った。
大阪市中心部のブティックで働く男性(26)もアクロバット用自転車のブレーキを1年前に外した。「外観がシンプルでスマート」という理由だが、危険を感じ、近くブレーキをつける予定という。
業界関係者によると、「ピスト」と呼ばれる競輪用自転車のブームが20代前半を中心に起き、4〜5年前から東京でブレーキを外した自転車が広がり始めた。販売店はブレーキなしでは原則売らないが、インターネットで購入したり、購入者が自ら外したりしているとみられるという。大阪でも2年ほど前から見かけるようになったという。
大阪市西区でサイクルショップを経営する男性(32)は「危険で違法だと知ったうえで、若者はストリート文化のひとつとして楽しんでいるようだ」と言う。だが、インターネット上の掲示板などで危険性が話題になり、最近は沈静化に向かっているという。
警察庁によると、前後輪へのブレーキの設置は道路交通法で義務付けられ、時速10キロで走行中に3メートル以内で停止できる性能を求めている。違反した場合は5万円以下の罰金だ。
東京都渋谷区では昨年5月、20代の男性のブレーキのない競輪用自転車が、90代の女性に衝突。女性は肩を骨折するけがを負い、警視庁は同10月半ば、男性を重過失傷害容疑で書類送検した。
自転車メーカーなどでつくる自転車協会(同港区)にはこの1〜2年、ノーブレーキ自転車への苦情の電話が頻繁に寄せられるという。広報担当者は「ノーブレーキは人命にかかわる。絶対にやめてほしい」と訴えている。(青田貴光)

http://www.asahi.com/national/update/0106/OSK201101060076.html

サイクリングブームに乗って、ロードバイクが売れるのと同時に、競輪用自転車の街乗りが発生したからなぁ…。
自転車趣味はバイクや車と言った「乗り物趣味」の一種だと思うので、ある程度の自由度(カスタマイズ性)があって当然と思ってはいるが、安全装置に関わる部分をファッションで削ってしまうのは、車やバイク同様に厳しく取り締まられるべきだと思う。
「漕がなければ停まるからブレーキが無くても安全」という言葉を聞いた覚えがあるが、やっぱり安全じゃなかったか。