トルコが中国製ミサイルの購入を白紙に 米欧の圧力、安倍首相の訪問が原因か―中国メディア （XINHUA.JP） - Yahoo!ニュース
ロシア戦略・技術分析センターは２９日、トルコ国防省傘下の国防工業局が、中距離防空ミサイルシステムの入札を２０１４年１月３１日まで延期することを決めたと伝えた。今年９月２６日に決定した中国製ミサイル「ＨＱ−９（紅旗−９）」の購入計画は白紙となり、入札が再び行われることを意味する。北京青年報が３１日報じた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131031-00000011-xinhua-cn
中国の国防情報サイト「中国国防科技信息網」は３０日、ＡＦＰの報道を引用して、「トルコ側が最近、中国との交渉に失敗すれば、入札をやり直すと表明していた」と報道。購入取りやめはトルコが米国や欧州連合（ＥＵ）から大きな圧力を受けたことが原因ではないかとの憶測が広がった。
報道によれば、トルコ国防工業局はこれまでの入札に参加した中国企業を含む３社に、改めて入札を行うことを通知。中国精密機械進出口公司の「ＨＱ−９」が、米国の「パトリオット」や欧州の「アスター３０」と競争を続けることとなる。ロシアの「Ｓ−３００」は今後は入札に参加しない。
日本の安倍晋三首相は２８日からトルコを訪問した。日本メディアはその目的の一つに、中国製のミサイルシステムを購入しないよう、トルコ政府を説得することが含まれていたと分析した。
いやいや、なんで日本がトルコの武器購入に介入しなきゃならんのよ？
しかも紅旗９は、防空ミサイルだし、それが中国製だろうがアメリカ製だろうが、日本には関係ないから！
どうにも中国人は、自分達が気軽に内政干渉しまくっているから、他国も同じだと思ってる辺りが痛すぎる。
正直、上記の入札候補とトルコの国力から考えると、カタログ上の価格性能比はどうみても紅旗９が有力になる。
ＰＡＣ３は１発３〜４億円もする超高額兵器なんで、ＰＡＣ３発射機１両辺り１６発搭載、１個高射隊辺りＰＡＣ３発射機が２両なんで、弾薬(ミサイル)だけで１１２億円くらい掛かる。
しかも、命中率は８割と言われている*1。
対して、紅旗９は性能はパトリオットと同等で、命中率１００％！！(ただし自称)
加えて、価格も中華兵器の常で、欧米兵器の半額以下なんてのが当たり前。
アスター３０はスペック的にパトリオットよりやや低く、価格もその分安そうだけど、紅旗９よりは高額だろうから、カタログ比較なら紅旗９に負ける。
そして、軍事費が日本の１／１０程度しか無いトルコ軍に、日本ですら導入に二の足を踏んだＰＡＣ３を買う予算が有るはずも無い。
では、トルコは安物買いしたのか？ というとそうではないらしく、実は一旦紅旗９に決めたのは、アスター３０を安く買うために、欧米に圧力を掛ける為、と言う話だったらしい。
…トルコはしたたかだなぁ…。
韓国も今回のＫＦＸで、本気でＴ５０(PAK FA)を候補に入れて、アメリカに圧力掛けちゃえばよかったのにｗ
艦艇と一部陸上兵器に関して、ロシアから現物支給で貰った物があるんだし、日本に比べれば、ロシア製兵器導入の障壁は低いんだから(棒)
…まあ、エンジン本体が消耗品なロシア機を、予備部品をケチる韓国が運用したら、現物支給で貰ったロシア産兵器群と同様に、５年と立たずにスクラップになるだろうけど…。
