gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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iPhone越えは目前。世界シェア2位ファーウェイ「Mate20」の自信、期待と不安 | BUSINESS INSIDER JAPAN

10月、イギリス・ロンドンでフラグシップスマートフォンのシリーズである「Mate 20」を発表したファーウェイ。
Mate 20は全モデルが高性能な最新の自社製チップセット「Kirin 980」を搭載しているのが特徴だ。
同社は今年に入ってから「P20」「nova 3」など高性能機を次々と発表しており、一部のモデルは日本でも発売されている。今回のMate 20シリーズのいずれかは、日本市場へ投入される見込みは高い。
世界シェア2位のファーウェイが考える世界戦略とは何か?
(中略)
アップルの「iPhone XS」やサムスンの「Galaxy Note9」との比較例も多く、カメラ機能が突出して優れていることを大きくアピールした。
その口ぶりから感じられたのは「ライバルはiPhone」ではなく、「我々はもうiPhoneを超えた」という自信にあふれるものだった。
(中略)
iPhoneユーザーをファーウェイ製品に乗り換えさせるのは簡単ではない。しかし、「カメラ」「バッテリー」そして「AI機能」など、Mate 20シリーズはiPhone XSシリーズを超えた部分が多い。
(中略)
ガートナーの調査によると、2018年第2四半期にファーウェイは約4985万台のスマートフォンを販売し、約4472万台に留まったアップルを抜いて世界シェア2位に躍り出た。
(中略)
弱点その1 新たなメモリーカード規格
例えば、今回のMate 20シリーズには業界初となる新しいメモリカード規格「NMカード」を採用している。
(中略)
弱点その2 後続の追い上げ激しいカメラ機能
(中略)
弱点その3 アメリカ市場からの排除と規制の強まり
(後略)

https://www.businessinsider.jp/post-179356

ぶっちゃけ、Kirinがベンチマークに4割強ものゲタを履かせていなければ、この記事は100点満点だったと思う。
個人的にも、SoCに性能差が無いのであれば、Mate20Proの自らの強みを明確に理解して、研ぎ澄ましたカメラ、バッテリー、AI機能の3本柱については、今、最も勢いがあるメーカーに恥じない優位点を示している事に、異論は無かったからだ。
しかし、肝心なSoCで大幅な性能偽装をしていた、と言う事実が発覚してしまい、結局はファーウェイですら「数字が信頼できない中国製」という、元の木阿弥となってしまい、これなら汎用SoCで信頼性のあるSnapdragon搭載機の方が良い、と言う気持ちが強くなっている。
加えて、カメラ機能についても、AI機能についても、サムスンやファーウェイが示してきた通り、簡単に模倣できる物でしかない。
Sonyのように2年遅れで追随するようなメーカーは論外だが、多くのスマホメーカーは半年から一年以内に「パクリ」を終えてしまう。
最近は、サムスン同様に価格的優位も失ってるし、スマホ市場自体が一通りの普及を終えてミドルエンド以下を中心に販売台数が落ち込んでいく事からも、数年後には、サムスン共々色々と厳しい事になってる気がする。