gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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日本が最新型ステルス無人攻撃機導入、北のミサイル基地攻撃用か-Chosun online 朝鮮日報

日本が米国の最新型ステルス無人攻撃機「アベンジャー」を20機以上導入し、2023年から航空自衛隊に配備する方向で手続きを進めていることが分かった。アベンジャーは北朝鮮のミサイル基地や移動式発射台などを正確に攻撃する能力があるといわれている。日本が敵の首脳部除去の作戦などにも使用可能なステルス無人攻撃機を導入するのは今回が初めてだ。日本の無人機に詳しいある外交筋は11日「日本は中国の軍事力増強や北朝鮮の非核化が実現しない場合などに備え、さまざまな種類の無人機による戦力強化を進める計画を検討している」とした上で「その計画には米国製無人攻撃機のアベンジャーを20機以上導入することも含まれている」と説明した。
これに先立ち日本の読売新聞は9日付で、日本政府がアベンジャーを海上自衛隊に導入する方向で検討していることを報じ、その中で「日本周辺で活動する中国軍の艦艇や北朝鮮の密輸取引の監視体制を強化する狙い」と伝えた。
ただしこのニュースについて専門家は違った見方をしている。ある専門家は「アベンジャーは海上での監視用ではなく攻撃用だ。日本は海上自衛隊ではなく航空自衛隊が導入するだろう」との見方を示した。日本はすでにアベンジャーとは別に海上監視用の無人プレデターB「ガーディアン」の導入も検討しており、実際に今年5月には壱岐で3週間かけて試験飛行を行ったという。
専門家は日本がアベンジャーの導入を進めていることについて「日本が防衛戦略としている専守防衛の原則に反する」との見方を示している。専守防衛とは攻撃を受けたときにのみ防衛力を行使し、その範囲も最低限にするという原則だ。これに先立ち小野寺前防衛大臣は昨年12月、F35ステルス戦闘機などに搭載可能な射程距離500−900キロの長距離巡航ミサイルの導入計画を発表したが、このときも「専守防衛に反する」との批判を受けた。
プレデターCとも呼ばれるアベンジャーは、ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)が開発した最新型の無人攻撃機だ。従来のプレデターリーファーなどが偵察監視および攻撃の任務を同時に備えているのに対し、アベンジャーは主に地上攻撃を念頭に置いたものだ。対戦車ミサイルヘルファイア」や同時直撃弾(JDAM)などの精密誘導爆弾も既存の無人攻撃機の2倍ほど装着可能だ。
ユ・ヨンウォン軍事専門記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/12/2018111200867.html

偵察衛星を長年運用しているアメリカでも輸送起立発射機(TEL)の撃破は困難なのに、日本が出来る訳が無かろうに。
海上監視だけなら、海自じゃなくて海保の仕事だろうし、逆に海自が導入するのなら、武装できた方が良いのだから、アヴェンジャーになるだろう。
ただ、アヴェンジャーは水上機としての性能は持たないので、運用するなら、いずも型のようなヘリ空母に搭載せざるを得ない。
あとアヴェンジャーはどこの国も正式採用して居ない試作機なので、日本が主体契約者として幾つかの改修を飲ませる事が可能かもしれない。
…まあ、2023年配備予定だと、大きな改修は無理ポだけど、JDAMを対艦用にカスタムしたり、短魚雷とかを運用できるようになれば、使い道は広がりそう。
閑話休題(それはさておき)
憲法9条の呪いで、専守防衛が故に、先手を必ず取られ、その時点で損害を受ける事が確定している日本の自衛隊にとって、そのダメージを引き受けてくれる無人兵器は、積極的に導入すべきだし、アメリカから輸入するのではなく、日本独自に研究開発するぐらいであるべきだと、ずーーーーーーーっと前から思っていた。
しかし、TACOMは全然モノにならない内に、巡航ミサイルの要素研究が終わったら、さっさと研究打ち切りしてしまったし、FFOSなんて、既に存在する無人小型ヘリをベースにした開発で、ただの観測機なのに、6台もの支援車両を必要とする大掛かりなモノになってしまい、非常に失望したものだが、結局、「頭」である自衛隊制服組が、「想像できない物」には金も研究も出来ない、と言うのなら、アベンジャーという実物を見て、少しでも理解してもらい、日本に必要な無人兵器に対する知見を広げて貰うしか無いのだろうか…。