gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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司令官殺害、トランプ氏が決断するまで 国防総省に衝撃(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

司令官殺害、トランプ氏が決断するまで 国防総省に衝撃(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

米軍が、イランのイスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官(62)を殺害したことをめぐり、米メディアは相次いで、トランプ米大統領が殺害を急に決め、政権内にも驚きが広がった様子を伝えている。「司令官が米国の外交官と軍人を攻撃する計画を進めていたため、防衛措置として攻撃した」というトランプ政権の説明にも疑義が生じている。
(中略)
イラクでは数カ月前から、米軍などがロケット弾攻撃を受けており、米側は親イラン派の武装組織が行っていると抗議してきた。昨年12月27日、イラク北部のロケット弾攻撃で米国の民間人1人が死亡、米軍兵士4人が負傷したことで、一気に緊張が高まった。
ニューヨーク・タイムズによると、この攻撃を受け、米軍幹部らはソレイマニ司令官の殺害を「最も極端な選択肢」としてトランプ氏に提示した。国防総省は歴代大統領に非現実的な選択肢を示すことで、他の選択肢をより受け入れやすくしており、今回もトランプ氏が選ぶことは想定していなかったという。
実際、トランプ氏は昨年12月28日に殺害計画を拒否し、親イランの武装組織に対する空爆を承認した。だが、数日後に在バグダッド米大使館が親イラン派に襲撃される様子をテレビで見たトランプ氏はいらだち、その後に司令官殺害を決断した。国防総省幹部らは衝撃を受けたという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200105-00000023-asahi-int

トランプに交渉として「最も極端な選択肢」を見せたら、そのままカード切られた、想定外だ!
…アホかと。
極端だろうが、米軍の総意として「可能な選択肢」であり、実際に「やれと言われて出来てしまった」訳で、そんなのは「非現実的な選択肢」とは言わない。
アカヒ新聞らしい、印象操作のレトリックでしかなく、まあ、選択肢の中では一番過激だったかもしれないが、現実的に選択可能な手札だった、と言う話。
余談だが、カルロ・ゼンのテロール教授の怪しい授業、という作品で「テロリスト」という定義が実に曖昧モコモコとしていてふわふわ、かつ立場で幾らでも変わるモノでしかない事を示している。
今回殺害されたソレイマニ司令官は、欧米視点では「テロリストの親玉」だが、イランをはじめとした反米イスラム教徒視点だと、「欧米の内政干渉に敢然と立ち向かう英雄」だったりする訳で、ニュースで「コイツはテロリストの親玉だから殺されても仕方ない」みたいな書き方がされている記事があれば、眉に唾を付ける事をお勧めする。
まあ、欧米的な安保体制がメリットとなる日本人の場合、その理解でも概ねは問題ないと言えば、無いのだが。
閑話休題(それはさておき)
これで一気に金正恩(ロケットマン)から中東に世界の視線が集まってしまった訳で、こうなるとアメリカに構って貰うためには、もう一段階上の駄々っ子ぶりを見せねばならぬ。
さて、北朝鮮がどのように踊ってくれるのか、楽しみである。