時事ドットコム：中東に空母２隻目投入＝イランけん制か−米海軍

【ワシントン時事】米国防総省のカービー広報官は１１日の記者会見で、米海軍が中東に２隻目の空母「カール・ビンソン」を投入し、展開していることを明らかにした。また、今回の配備は原油輸出の要衝ホルムズ海峡をめぐってイランとの「緊張が高まる以前」から計画されていたと述べ、定期派遣だと説明した。
ただ、米軍筋によると、既に展開中の「ジョン・Ｃ・ステニス」の交代を延期し、当面２隻態勢で運用する可能性もある。２隻態勢は、イラン軍がホルムズ海峡を封鎖しないよう圧力をかけるとともに、イラン軍が同海峡で不穏な動きを見せた場合、即応する目的もあるとみられる。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012011200143

定期派遣は以前から予定されていたのなら、「ペルシャ湾」で空母２隻態勢となる事は、「ジョン・Ｃ・ステニス」の派遣時点で決まっていたという事では？
つまり、牽制ではなく、「威圧」であるという(笑)
ニミッツ級航空母艦の艦載機は、諸々合わせて９０機。２〜４個飛行隊のＦ１８を搭載しているから、固定翼戦闘機だけで２４〜５２機を搭載しており、２隻で１００機近い戦闘機を展開できる。
まともに対抗できるイラク空軍の戦闘機は、４０機のＭｉｇ２９と近代化改修したＦ１４が数機くらいで、既に数的劣勢状態。
今時、レーダー増強もしてないＦ５やらＦ４を出しても、七面鳥撃ちと変わらん気がする。
…余談だけど、日本のＦ４ＥＪ改は近代化改修でＦ１６Ａ相当のレーダー装備した上でデータリンクまで搭載したから、電子戦機支援下なら中距離ＡＡＭであるスパローを撃てるので、Ｓｕ２７相手でも射程面での優位が得られるチート仕様。
しかも導入時に削除された爆撃能力に加えて、国産ＡＳＭの発射能力まで持っており、Ｆ２には劣るものの対艦戦もＯＫ。
尤も、近代戦闘機相手にスパローだと避けられて格闘戦に持ち込まれる可能性が高いから、その場合は勝ち目無いと思うけど。