gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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夏音 -Ring- (ネタバレあり)

発売から1ヵ月経っているから、攻略サイトがあるのかと探してみるが、一件しか見つからなかった。
しかも…攻略対象が2人…。少なっ。
それでも、攻略可能ヒロインのうち1人の CVが水橋かおり なので、スタート。
いつものパターンで、メインヒロイン彩音の攻略から。
しかし、実は本作のプロローグ編である OverTrue と 六月期 をしっかりクリア済み自分としては、鈴菜がヒロインにしか思えなかったりなんかしないでもない。
各キャラクターをしっかり作りこんであり、脇役もしっかりいい味を出している。
ストーリーも丁寧で、きちんと伏線も回収している。
彩音と結ばれるまでに一波乱、結ばれてからの一波乱、としっかりとストーリに起伏もあり、随所に仕込まれたアニメ・漫画・えちぃゲーのネタも面白い…んだが、なんというか、ぱっとしない。
基本的に、主人公が、挫折から始まり、不確実で不安定な未来に終わるイメージが払拭できていないと言うところが、今ひとつこのシナリオを楽しめなかった理由だろうか。
続けて、鈴菜を攻略開始。
こちらは、前作での蓄積があるので、キャラクターに対する思い入れも十分。展開も、ツンデレシナリオ展開で、序盤から中盤にかけては非常に面白い。
が、彩音が全国大会で優勝し、戻ってきたあたりからのギクシャク展開は、かなり好き嫌いが分かれるのではないだろうか。
キャラクターの配置、性格上、自然な展開ではあるのだけれど、一歩間違えなくても泥沼・修羅場、と言う状態で、主人公のふがいなさと言うか、痛い部分が、誰にでもある僻みであるだけに、挫折に心当たりのある人はトラウマを刺激されてチクチクと痛いことこの上なし。
また、「大人」というキーワードに対しても、物語の展開上都合の良い「迷い無く間違わない大人」を出さず、「大人」だって間違うし、悩むし、迷うんだ、と言う事をしっかり描写しているあたりは、気に入ったと言うか、彩音シナリオに比べて、鈴菜シナリオはかなーり深く作りこんである。
このシナリオは、ツボにはまれば佳作↑。ハマらないと嫌われそう。
で、夜中の2時までかかってクリアしたのだけれど。
なんつーか、まだまだ全然回収されていない伏線が大量に…。
ほとんどが、サブキャラのものだけれど、追加シナリオで補完されるのだろうか。
まだ、一部の画像が埋まっていないので、もう少し回収を続けてみる予定。