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2審も痴漢行為認定＝不起訴の男性、民事で逆判断−東京高裁
8月29日15時33分配信 時事通信
痴漢行為で逮捕され、その後不起訴になった東京都国立市の元会社員沖田光男さん（65）が、虚偽の通報で不当に逮捕、拘置されたとして、国や都、通報した女性を相手に、計約1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は29日、痴漢行為を認定して訴えを退けた1審判決を支持し、沖田さんの控訴を棄却した。1審に続き、刑事事件と民事訴訟で逆の判断となり、沖田さんは上告する方針。
安倍嘉人裁判長は「客観的証拠は乏しいが、女性の供述は信用できる」と述べ、沖田さんが痴漢行為をしたと認めた。
沖田さんは、電車内での携帯電話使用を注意されたことを女性が逆恨みし、痴漢をされたとうそをついたと主張していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070829-00000097-jij-soci

これ、

（女子大生が）携帯を注意された程度で、痴漢のウソ申告するとは考えにくい

という理由で女性の証言に信憑性があると判決されたやつだけど、
「普通に、平気で(ちょっとむかついたとか、もっとくだらない理由でも平気で)ウソ申告するだろ」
と考えてしまった自分は、女性不信なのだろうか。
この「被害者女性」が、刑事告訴の際には検察に非協力的だったり*1、供述の矛盾があったり、行動不審な点もかなり怪しい。
ムカついたから困らせてやれ程度のつもりで痴漢扱いしたら、ガチ逮捕されて、痴漢扱いされた沖田光男さん(被告ではないのは、刑事事件じゃないし、原告だから)が徹底抗戦の構えを見せたから、引くに引けなくなった、と言うのが実情ではなかろうか。
痴漢犯罪においては、「痴漢があった」とする物証が残りにくい為、「被害者の証言」に非常に重点が置かれる。
その為、卑劣な痴漢を証拠に乏しくても確実に追い詰める事が出来る反面、偽証された場合には、被告側が「痴漢が無かった事を証明する」という悪魔の証明を強いられるという非合理な一面が存在するのだ。
無論、痴漢という卑劣な犯罪は、徹底的に糾弾されるべきだし、「痴漢があった事を証明する」のもまた難しい犯罪であるから、被害者の証言というモノが重視されるのも当然だけど、女性側の一方的な痴漢呼ばわりひとつで、犯罪者の烙印と社会的立場の喪失という断崖絶壁の立場を余儀なくされている大多数の、痴漢なんてしない通勤電車利用の男性諸氏は、安心して電車を利用できないのもまた、事実である。*2
もういっそ、性別毎の完全別車両化以外に、痴漢撲滅と冤罪防止の方法は無いのではなかろうか。
今の所、通勤時間帯の女性専用車両があるけど、絶対安全、冤罪確率ゼロの「男性専用車両」とか試してみたら、案外需要が見込めたりして。
…ウホッな人の天国になったらヤだけど。

*1:http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070830-248868.html

*2:片手は吊り革、片手は鞄とか、常に両手が見える位置に上げるとか、何らかの対策を取っている人も多いはず