gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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国際宇宙ステーションは2015年で閉鎖、米国が閉鎖予定案を協力国に提示

【Technobahn 2007/9/27 12:59】国際宇宙ステーションをいつ閉鎖するかを巡って、2015年で閉鎖を主張する米国と2015 年以降も運用を続けたいとするロシアの間で意見の対立が生じていることが26日、欧州宇宙機関ESA)のジャン・ジャック・ドルダン長官による発言で明らかとなった。
ドルダン長官はインドで開催中の宇宙会議の席上で、米国が国際宇宙ステーションを有効に活用する考えを持ち合わせていないことを批判した上で、更に、2015年で国際宇宙ステーションの運用から撤退することも計画しているとする発言を行った。
国際宇宙ステーションは順調に進めば2010年頃に完成する予定となっており、ESAでは完成後、5年で廃棄してしまうのは、あまりにも短絡的発想として、ロシア同様に2015 年以降も運用を継続することを主張している。
米国が国際宇宙ステーション維持に投じる費用は国際宇宙ステーションが完成する2010年には年間23億ドル(約2645億円)に達する予定ともなっており、巨額の維持費用に対して米議会を中心にして国際宇宙ステーション不必要論なども起こっていた。

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200709271259

そりゃ、日本が国連に大金を払っているように、ほとんど利益も出ないのに、年間23億ドル(約2645億円)も払えと言われたら普通の国は嫌だというよなぁ…。
人を常駐させておく為には、定期的な物資補充が不可欠だし、仮に、無人で維持費用を可能な限り抑えるようにしたとしても、おそらくは、現在の位置を維持するだけで燃料が使われるのだろうから、その補充の為に定期的な物資輸送が必要になる。
折角、人類が国際協力して宇宙に組上げた足場も、ろくに使われないまま解体される。
なんとなく、未来が暗示されているように感じられてなら無い。