gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

Winny開発者の金子勇氏「開発続けていれば流出ファイルは止められた」-INTERNET Watch-

ファイル共有ソフトのユーザーは減少傾向、規制強化は必ずしも得策ではない
シンポジウムの最後に行なわれたパネルディスカッションでは、ファイル共有ソフトの現状認識やP2Pの今後の方向性などについて議論が行なわれた。
ファイル共有ソフトの現状については、日本レコード協会などが2007年末に発表したアンケート調査では、ファイル共有ソフトのユーザーは増加しているという分析がされていたのに対して、弁護士の壇俊光氏は「その調査は実態を反映しているとは思えない。ユーザーはYouTubeニコニコ動画などに移っており、ファイル共有ソフトの利用者はむしろ減っているという認識」とコメントした。
高木氏もこの意見に同意し、高木氏が個人的に行なっているWinnyのノード数を調べたグラフを紹介。観測しているWinnyのノード数は徐々に減っており、特にニコニコ動画がサービスを開始した頃からはノード数の減少幅も大きくなっているとして、動画共有サイトへのユーザーの移行が進んでいる可能性が高いとした。
ファイル共有ソフトを通じた情報漏洩について、金子氏は「漏洩問題は自分が開発を止めた後に起こっており、残念で仕方ない」とコメント。流出したファイルの流通を止める方法などについてもアイディアはあるとして、「開発を続けていればこんな状況にはなっていないと考えている」と述べた。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2008/01/24/18213.html

本当は、見せしめ逮捕なら利用者だけを狙い打ちにすれば良かったのだ。
つくづく、京都府警の功罪は、明らかに罪の方が大きいと思う。
47氏逮捕以前にも、利用者逮捕が出た後は、ライトな利用者が利用を自粛するという現象が確認できていたのだから、一度に複数逮捕ではなく、数回に分けて逮捕を続けて「使ったらヤバイ」という雰囲気を作るだけでも、十分衰退させる事が出来たのに。(根絶は無理でも、ほいほい情報流出させるようなライトユーザは激減していただろう。そして警察官等の公務員の利用者についてもきちんと逮捕していれば、もっと効果があっただろう。公務員のWinny利用者を無処罰にした事が、ライトユーザに安心感を与えてしまったのだから)
そして、著作権管理団体による『純ノード数ではなく、アンケート結果に基づく「利用者は増加している」発言』に関しては、専門家から見ても嘘八百であった事がこの記事からも伺える。
まあ、どんなに専門家が正しい事を言っても、利権に目がくらんだ著作権ゴロには通じないのだ。