gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ロイヤルブラッド 2 ~ディナール王国年代記~

ロイヤルブラッド 2 ~ディナール王国年代記~
すんごいむかーしのソフトが発掘されてしまった…。
コレ、えらい前に突発的に遊びたくなって、中古屋で買ったのは良かったんだけど、XP非対応でプレイできなかったんだよな…。
ちなみにこのソフトの対応OSは、Windows95、NT4.0…。初出が9年前である。
一応、Win2000対応版がダウンロード販売されてるんだけど、XPに対しては未だに公式対応無しという。
当時は、バーチャルPCなんて便利なものも持ってなかったので、泣く泣く諦めたんだけど、売り払わずに積んでいたものである。
今は Windows2000 のバーチャルPC環境があるので、試しにインストールしてみたら普通に動いた!!
…メーカのWin2000対応版って、動作確認しただけのバグフィックス版じゃないのか…。
閑話休題
ファンタジーの戦略級SLGというものは、割とレアというか、個人的にはコレの前作のロイヤルブラッド1まで思い出させない。
海外にはあるのかもしれないけれど、国産ではこのシリーズしかないのではなかろうか。
ディスガイアにしろ、サモンナイトにしろ、少し古くはシャイニングフォース辺りまで遡っても戦術級SLGばかりであり、超名作のマスターオブモンスターズFinalも、分類的には戦術級だし。
創世神話から地理、風土に及ぶ世界観、200人を越える登場人物に全てプロフィールがついているなど、細部までかなり力を入れて作られており、人気があれば続編作りたかったんだろうなぁという感がひしひしと伝わってくるが、残念な事にロイヤルブラッドシリーズは、コレ以降、一切続編はもちろん、新OS対応版すら発売されていない。
それどころか、本作は、コンシューマー移植すらされて居ないくらいである。
その理由は…インターフェースがかなりダメっぽい…。
発売時期が、丁度 Windows98 移行期という事もあり、当時画期的だったMDIインターフェースを採用しているのだが、これが過渡期の技術だったものだから全く洗練されておらず、かなーり使いにくいのだ。
しかも、コーエーのSLGの常として、全画面表示されるから余計にダメさが加速し、必要な情報が見えない、子ウィンドウにマップが隠れるとか、インターフェース面で非常に問題を抱えており、おそらくコンシューマーに移植されない原因はコレだと思う。
インターフェースをコンシューマー向けに刷新する労力はかなり大きく、PC版の売れ行きを考えれば、ペイしないと判断されたのだろう。
さて、そうしたシステム面での問題以外にも、世界観設定に力を入れている割に、キャラクター個別イベントはごく僅か、そして歴史ゲーでいう史実イベントに相当するイベントも作品のボリュームの割に少なく、キャラゲーとして楽しむ向きには物足りず、かと言って「一般ユニット」のような自分でゼロから作ったキャラを作れるわけでもなく、想像力で補うには雑味となる背景情報が付加された御仕着せのキャラクターしか登場しない為、作品世界への没入度がどうしても低くなってしまうのだ。
シナリオは、光の勢力、ディナール王国でスタートしたのだけれど、封印された他国の元首を救い出す遺跡探査イベント以外は、ほとんどイベントらしいイベント無かったしなぁ…。
闇の勢力でプレイすると、もう少しイベントが多いらしい。
…次はそっちでやってみるか…。