gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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クロノベルト -あやかしびと&BulletButlers クロスオーバーディスク-

クロノベルト -あやかしびと&BulletButlers クロスオーバーディスク-
比較的最近、Bullet Butlersをクリアしたばかりなので、色々と燃焼系だから作品の余熱があるうちに、ファンディスクが出ると聞いて、楽しみにしていた本作。
早速買ってきて、インスコ。即プレイ。
で、一気にクリア。
以下、ネタバレ。
まず、最初に選択できる、「かりそめの旅人たち」と「復讐するは神になし」は、それぞれ、あやかしびとの世界に、Bullet ButlersのTRUE ENDでお亡くなりになったアルフレッド・アロースミスが、Bullet Butlersの世界にあやかしびとのすずENDでお亡くなりになった九鬼耀鋼が、雲外鏡の力でかりそめの命を与えられ、それぞれ何かを失い、何かを手に入れるお話。
どちらも各作品の「その後」が描かれ、ファンディスクとしての役割を果たしつつも、本編で救いきれなかった二人が救いを得ると言う点で共通しており、コレだけでも十分美味しいお話であったが、「クロノベルト」では両作品の主要人物が殺し合いを続ける異常な世界で、世界の真実を知り、絶望的な真実を知りながらも抗う各主人公達に力を貸すアルフレッドと九鬼というドリームマッチ。
人間になった『屍に触れし指(ルダ・グレフィンド)』のハジケぷりは、銃とか、朽ち果てし神の戦器(エメス・トラブラム)とか、そーいう「些細な事」は完全に忘却の彼方で、本作のヒロインっぷりを遺憾なく発揮していた辺りもGOOD。
惜しむらくは、Bullet Butlersのノベライズ版、聖導評議会の敵キャラが異様に強すぎ&死なない事か。
デモベだと、ニャル様級の暗躍&死なないっぷりは、いくらなんでも凶悪すぎるかと。
ともあれ、分量的にもファンディスクという枠組みを越えて、十分に単体の作品として通用するレベルにまで昇華している点は、とても良いかと。
で、シナリオの東出祐一郎が、ノベライズを出しているのをようやく知ったので、ちっと本屋で探してみようかと。
…問題は、ガガガ文庫なんで、手に入れるのが困難という辺りか。