gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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NIKKEI NET:社会: 農水省、事故米の流通禁止へ

農林水産省は11日、カビ毒や残留農薬で汚染された「事故米」が食用に転売されていた問題を受け、事故米の流通を禁止するよう制度改正する方向で検討に入った。輸入米の場合は返品し、現在保管している分や国産米などについては、工業用のり事業者など、実際に使用する業者に提供先を限定する。現行制度を大幅に見直し、転売などによって流通して食用に使われることを防ぐ。
事故米は現在、国が入札を通じて販売したり、輸入時にカビが発生した場合などは商社が工業用として販売できるようになっている。今回、米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市)がこうしたルートで入手したコメが、食用として転売されていたため、早期に制度を見直し、確実に工業用に使われるようにして、転用を防止する。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080912AT1G1103T11092008.html

へー、ほー、ふーん。
「工業用のり事業者」って、どこの誰?
「転売などによって流通して食用に使われることを防ぐ。」って、2年で100回近く調査に入って、一度も見つけられなかったのに、どうやって?

「工業用糊に限り販売」 農水省の説明は大ウソだった 2008/9/11
農薬や毒カビに汚染された「事故米」が食用として出回っている事件で、農林水産省の説明に大きな疑惑が浮上している。農水省は「事故米」を、工業用糊や、木材の合板や修正材の接着剤の原料使用に限り販売を許可していると説明していたが、実は、国内では接着剤などの原料に米を使用することは殆どないことがわかった。使い道のない米を穀物業者に販売していた形になり、今後農水省の責任が厳しく追及されるのは必至だ。
糊に使うのは「事故米」でなくタピオカや小麦
問題を起こした三笠フーズの場合も「工業用糊加工品」に用途を限定することを条件に販売したという。しかし、工業用糊メーカーの大手ヤマト、不易糊工業、住友3MにJ-CASTニュースが取材すると、いずれも、澱粉糊のうち「米を原料にしているものはない」という答えが返ってきた。また、「米を原料に糊を作っているメーカーがあるという話は聞いたことがない」のだという。ちなみに澱粉糊はヤマトがタピオカ、不易糊工業はコーンスターチを原料にしている。
また、森林総合研究所によれば、合板を作る際や、修正材に使う接着剤の原料に小麦を使う例はあるものの、米を使ったものは見たことがないそうだ。工業用糊や接着剤に使われないとなると、「事故米」を工業用糊などに使用を限定、という農水省の「前提」が全く崩れてしまう。
三笠フーズ」を発端とする今回の「事故米」の食品使用問題では、2008年9月10日に、新たに食品・資料販売会社「浅井」(名古屋市)、肥料製造会社「太田産業」(愛知県小坂井町)が米穀の仲介業者に転売していたことが発覚。食用に転用されている可能性が強まっている。
今回の「事故米」は、日本政府が世界貿易機関(WTO)のルールで輸入を義務づけられたミニマムアクセス(MA)米で、年間約77万トン輸入している中の一部。農水省のホームページには、
MA米によって国産米の価格・需給に影響を与えないよう、加工用中心の輸入・販売を行うなどの措置を講じている」
と書かれている。
「何でも工業用に回すというわけではありません」
08年9月10日のテレビ朝日系「報道ステーション」では、東北の穀物業者が匿名でインタビューに応じていた。
「農政事務所からカビの生えた270キロの米があるという話があり、食用以外なら何でも処理していいと。それで、堆肥にするということで私が買った。(事故米は)手を出す人がいないので、お金にならない」
穀物業者に直接の依頼があるのは驚きで、それだけ「汚染米」の使い道は少なく、在庫が膨らみ、農水省は頭を痛めていた様子がうかがえる。
農水省の報道担当はJ-CASTニュースに対し、「三笠フーズ」に「事故米」を販売したのは「三笠フーズ」が工業用穀物も扱っていたため、契約通りに加工すると考えたからだと話した。しかし、「事故米」が工業用糊としては需要がないのでは、と指摘したところ、これまでの農水省の発表やJ-CASTニュースの取材に答えたこととニュアンスが一変した。
「台風で水に浸った事故米は食用としてすぐに出荷するように、事故米臨機応変に、何でも工業用に回すというわけではありません」
という理解不能の説明だった。食用に転売される可能性にうすうす気が付いていた、といわれても仕方がないような対応だ。

http://www.j-cast.com/2008/09/11026863.html

ミニマムアクセス(MA)米といっても、農薬汚染やら食用にならない米を、何故「返品しなかった」のか、そもそもその時点でおかしいとしか思えない。
昨日温泉のTVでニュースを見ていたが、農水省の役人が責任問題について謝罪もせず責任回避をしているのを見たが、こうした公務員腐敗をきちんと改善しないうちは、増税なんてフザケンナとマジで思う。

日本政府が世界貿易機関(WTO)のルールで輸入を義務づけられたミニマムアクセス(MA)米

とか、なんか普通にまかり通っているが、
参考:「MA(ミニマム・アクセス)米の輸入義務」は大ウソ
と言う訳であり、やはり農衰省と害務省は一度解体して徹底的に悪事を白日の下に晒した方がいいと思う。
しかし、話が明らかになればなるほどに、福田が辞任した理由がコレだという事が良く判る。
多分、民主辺りがこれをすっぱ抜く事を事前に知って、あわてて逃げ出したんだろうなぁ。
いい加減、国民は政府に対して抵抗権を発揮してもよいレベルだと思う。
いやー、ホントに日本が銃社会じゃなくて良かったね。
家庭に銃がある国だったら、確実に革命が起こってるレベル。
国は、銃(武力)によって作られる。
刀狩り以降、民衆起源の政府転覆に至るような革命が起こらないのは、民衆から武器を取り上げたからだとつくづく思うね。
…まあ、その分平和であるから、一概に悪いとも言い切れないんだけれど。
なんにせよ、農衰省は大臣が自殺しちゃうような日本の暗部だから、きっちり「責任」を明確にして改革して欲しい。
それを野放しにしてきた自民党政権も、当然責任を負うべきだ。
ただし、ミンスに政権を渡すと、ナチス(笑)化とは真逆の「自国民迫害」を始めかねないので、自民の老害&低品質二世議員を選挙で落とし、自浄の方向で。