gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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時事ドットコム:北の完全非核化は困難=米国務長官が小沢氏に

クリントン国務長官が17日夜の小沢一郎民主党代表との会談で、北朝鮮の核問題について「すべてなくすことは難しいかもしれないが、ある程度は削減させることができる」との認識を示していたことが明らかになった。同席者によると、小沢氏が「北朝鮮が核カードを手放すとは思わない」と述べたのに対し、北朝鮮の非核化に向けた米国などの努力を説明する中で語った。
米国をはじめ6カ国協議参加国は、北朝鮮に対して完全な核放棄を求めている。クリントン長官の発言は、北朝鮮の核保有を容認したとも受け取れるだけに、波紋を広げそうだ。(了)(2009/02/18-01:26)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009021800020

小沢は大嫌いだが、この認識は正しい。
そもそも、核は保有数の問題じゃなくて、「持っているか否か」が問題の戦略兵器である。
主要産業が兵器輸出と偽札と言うテロリスト国家・北朝鮮が、偉そうに国家面出来るのは、中国から供与された技術をベースにした核兵器があるからに他ならない。
もし、アメリカが北朝鮮核廃絶を諦めているというならば、日本が非核を宣言しているのは裸の王様より愚かな行為でしかない。
アメリカに対しては、日本が非核を維持する前提が、北朝鮮の非核化という話に持ち込んで、日本も核武装するべきだろう。
もちろん、侵略用の核ではなく、あくまでも核抑止力としての「報復核」に限定するという条件で。
だから、保有すべきは戦略原潜と大陸間弾道弾。
とりあえず中国主要都市を焦土に出来るだけの「報復核」を持てば、中国の武力を背景とした高圧的外交に屈する理由も無くなる。
北朝鮮に関しては、北朝鮮のミサイルはMDで無効化できるかもしれない、その後の反撃で北朝鮮は一瞬で焦土と化す、という状況になれば、北朝鮮の核は、自爆と韓国への脅迫以外に役に立たなくなる。
現時点では、中国の長距離侵攻能力には問題*1があるから、核カードさえ封じれば、当面の直接侵略は抑えられるだろう。
…ま、核保有を宣言した時点で、中韓が大騒ぎして日本が国際的に孤立する可能性と、焦った中国が核配備前に侵攻してくる可能性は否定できないけど。
それ以前の問題として、日本に根深く食い込んだ中韓の手先や売国奴が核装備の議論どころか、軍備の保有すら封殺するように誘導してしまったから、とっくに日本オワタで終了なんだけれど。
正直、韓国ウォッチなんぞして国が滅ぶ経緯を楽しんでいる理由は、既に日本も経済的にはともかく、対中国で国際的・政治的・軍事的に詰んでいる状況で、韓国の次は日本も終わっているだろうと諦めているからだったり。
実は、米国の前政権だったなら、日米安保を発動すれば、日本は憲法改正も法整備も必要なく、北朝鮮を米国と協力して攻め滅ぼす事は出来た。(日本の問題は「解釈」問題だから、理屈さえつければOKなので。戦費は全部日本負担だったろうけど)
ブッシュ前大統領には、イラクに実施したように、相手が「大量破壊兵器を不法に保有している」という「情報」だけで戦争した前例があり、日本と韓国と言う米国の同盟国・友好国が、北朝鮮の核の脅威に晒されている現実があった。
ブッシュがイラクは攻めて、北朝鮮を攻めなかったのは、中国に対する遠慮と言うものもあったが、それを覆すだけのメリットが北朝鮮に無かったからに他ならないし。
だから、もし実現していれば、北朝鮮と仲が良い中国辺りは本気で怒り狂っただろうが、中国が介入できないように短期決戦で終わらせる事が出来れば、北朝鮮を攻め滅ぼし、韓国による半島統一という可能性はありえたのだ。
しかし、イラク戦争の通り、戦争は下策中の下策で、朝鮮人辺りは「(半島統一に協力してもらった韓国人すら)また日帝が侵略した」と騒ぐだろうし、もし中国人民軍の介入を招けば、果てしなく泥沼化していた可能性が高く、最悪の場合は核による自爆と言う危険もあったので、リスクが高すぎるから、やらなかっただけで。(そもそも、そんな決断が出来る政治家がいれば、日本はここまで売国勢力に食い荒らされなかったよな、と)
なんつうか、並べるとフィクションじみた妄想ばかりだけれど、周辺4国全てが敵対的で、全ての国と領土問題にて係争中。内3つが共産国家で核武装済み、裕福で技術力も高い、それでいて軍備がショボイ国が、政治家は暢気に国内政争に明け暮れ、自衛に関する議論すら封殺されてるって、こんな「カモネギの額縁付き見本な状況」の方が、小説より奇妙な話なんだと。
そんな設定の小説があったら、「そんな国が攻め滅ぼされてないわけが無かろう」と、ツッコミいれてるよ。マジで。

*1:水上戦力では未だ日本の方が上で、長距離侵攻に耐えうる戦闘機保有数も、一応日本が対抗できるレベルに留まっている…はず