gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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asahi.com(朝日新聞社):東大教授、映画に科学で反論「反物質で爆弾、不可能」 - サイエンス

反物質」を使った兵器づくりなんて、現実の世界ではあり得ません――。米映画「天使と悪魔」の封切りを前に東京大の早野龍五教授(物理学)が18日、異例の記者会見を開き、反物質研究について誤解をしないよう訴えた。
反物質は、通常の素粒子とは逆の電荷を帯びた「反粒子」からなる。物質と反物質が出会うと消滅し、大きなエネルギーが発生する。
映画は「究極の大量破壊兵器」をつくるため、欧州合同原子核研究機関(CERN)から反物質が盗まれるという筋書き。ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で、5月15日に世界同時公開される。ダン・ブラウン著の原作も世界的なベストセラーだ。
CERNでの反物質研究に実際に参加している早野教授は会見で研究の歴史などを解説。「反物質は、現在の科学技術では1グラムつくることさえできない。爆弾をつくるのは全く不可能だ」と強調した。
記者会見を開いた理由については「映画はエンターテインメント。科学性を論じるのはヤボなことだと承知している。ただ、最近、反物質研究は危険ではないかという問い合わせが相次いだので、正しく理解してほしいと考えた」と話した。(山本智之)

http://www.asahi.com/science/update/0318/TKY200903180278.html

記事のタイトルだけ見ると、なんて野暮な話と思うが、記事をしっかり読むと、早野龍五教授に同情したくなる。
フィクションをフィクションとして受け取れないDQNは、研究室に電凸する前に、少しは自分で調べるか、文句を言うにも映画の配給会社に言えと。
アニメファンやゲームファンは「現実と空想の区別も付かない」と批判されるが、こーいうリアルに「現実と空想の区別が付いてないDQN」が映画やTVを見て発生しても、何も言われない不思議。
つか、このタイトルは迷惑だからアカヒ新聞自重しろ、と。