gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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警察の取調室禁煙、7都府県に 「時代の流れ」困惑も - 47NEWS(よんななニュース)

容疑者と向き合い、紫煙をくゆらす刑事。全国の警察の取調室からこんな光景が消えつつある。警察庁によると、福島、神奈川、愛知、大阪など6府県警で取調室の全面禁煙を実施、警視庁も2月から試験導入した。捜査現場では「時代の流れ」と受け止める一方、取り調べの小道具として活躍したたばこが使えなくなり、「支障がある」「吸わせないと容疑者への“拷問”になる」と、困惑は消えない。
全国で初めて受動喫煙防止条例が3月に成立した神奈川県。施行は来春だが、県警が交番や駐在所を除く全施設での禁煙を前倒しで決め、1カ月余りがたった。刑事経験が長い幹部は「たばこで自供を得るよりも話術を磨くべきで、良い機会」と歓迎する。だが、第一線の悩みは尽きない。「容疑者との対話のきっかけがなくなり、距離感がつかめない」と漏らす捜査員も少なくない。
取調室の禁煙を実施しているほかの都府県でも賛否が交錯している。今年1月から始めた福島県警の幹部は「世界的な分煙の流れがあり、健康増進法の趣旨にもかなっている。現場からの不満もない」と強調する。
反対論も根強い。警視庁で知能犯を担当するベテラン刑事は「容疑者が自供を始める直前によくたばこを吸っていたのに…」と嘆く。暴力団担当が長い捜査員も「相手をリラックスさせ、話が流れる手段がないのは痛い」と明かし、禁煙と喫煙の両方の取調室設置を希望する。

http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051101000153.html

「取り調べの小道具として活躍したたばこ」とか言う時点で、「犯罪者には喫煙者が多い」という、単純な事実が背景にあるだけちゃうんかと。
そもそも、「喫煙者がタバコを吸えないのが拷問」という主張が通るなら、「ネット中毒者がネット環境から切り離されるのも拷問」だし、「酒が大好きな人が、取調べ中に酒を飲めないのも拷問」だし、「シャブ中が、取調べ中にシャブを打てないのも拷問」という事になる。
極端な例ばかりだが、タバコを吸わせないのが拷問と言う意見は、これと同レベルであることは間違いない。