gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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F22輸出解禁支持 イノウエ議員 売却価格は247億円 - MSN産経ニュース

【ワシントン=有元隆志】ロイター通信は5日、米議会多数派民主党の重鎮ダニエル・イノウエ上院歳出委委員長がゲーツ国防長官と藤崎一郎駐米大使に書簡を送り、米空軍の最新鋭戦闘機F22Aラプターの輸出解禁に期待感を表明するとともに、輸出した場合、日本への売却価格は1機約2億5000万ドル(約247億円)程度になると伝えていたことを報じた。
現在、F22の輸出は軍事機密を守るため禁止されている。ゲーツ国防長官は5月の日米防衛首脳会談で、「オービー修正条項」と呼ばれる歳出法を理由に、日本への輸出は厳しいと伝えていた。歳出委員会が輸出解禁を支持すれば、F22を航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の最有力候補と位置付けている日本側に取得の望みが出てくる。
米軍は1機約1億4000万ドルで調達している。日本に輸出する場合、輸出仕様にするための設計・改造費などを含め約1億ドルを上乗せした格好だ。7−9年で納入可能という。
F22はレーダーで捕捉しにくいステルス性を備えた世界最強の戦闘機とも言われている。ただ、イラクアフガニスタンでの戦争に使われていないこともあり、ゲーツ長官は調達中止を決めた。これに対して、議会からは雇用の確保などを理由に生産継続を求める声が出ている。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/090606/amr0906061126005-n1.htm

今からモンキーラプターを開発して、引渡しが7−9年後ってのは、既にF4退役が始まっている現在、「F4代替」としては遅すぎる
さらに次のFXである「F15代替」としてなら間に合うけれどど、性能劣化、改造不可、ライセンス生産不可、整備も含めてアメリカ本土で行うしか無い、調達価格は2億5千万ドルという超高額。しかも年間維持費が1機1億ドルで、アメリカでしか調整できない。(更にどうせ、ソフトや電子機器に関しては、F15の時の様に輸出禁止で自国開発せざるを得ず、追加で何百億かの追加予算が必要になるんだし)
この馬鹿げたプレミア価格でも、モンキーモデルではなく、4年以内の引渡しなら今回のFXとしてメリットはあったけれど、これだけデメリットが並ぶと、直近の代替調達機をタイフーンにして、この倍額使ってでも次のFXは自国開発した方が「残るものがある」分、マシだと思う。
F4代替は魔改造タイフーンを入れて、当面のF15代替は、その頃にはいい加減完成しているだろうF35を少量づつ導入して済ませ、自国開発を今から始めれば、20年以内にF22以上の機体は出来るだろ。
エンジン開発にしろ、戦闘機開発にしろ、問題はアメリカに頭を抑えられて基礎研究すらままならなかったというだけで、きちんと予算をつけて開発すれば10〜15年くらいで追いつけると思うし。