りんかねーしょん☆新撰組っ!

単なる絵買いというか、登場キャラの大部分がげふんげふんな体型と言う理由で買った本作だが、ゲーム雑誌やネットでもほとんど話題にもなって居ないし、積みゲー予備軍だと思っていたら…。
素晴らしい邪気眼・中二設定に基づく、壮大な「超時空ラブコメ」でした。
いやはや、てっきり、よくある名前と設定を一部借りた歴史キャラモノだと思ってなめてたから、予想の斜め上で楽しめてしまった。
以下、ネタバレ。
主人公が、「特移点」と呼ばれる認識によって世界を改変する特異能力者だったり、その中に過去生の自分と、情報統合体と呼ばれる介入者の手先となった主人公の同位体(ラスボス)が同居していたり、過去世界の喪われた文明の遺物やら転生者、時空を越えた愛。世界を渡る放浪者、人知を超えたオーバーロードやオーバーマインドと言った超越者。
もう、邪気眼・中二設定がロクな用語解説も無しにポンポン飛び出してきて、場面があっちこっち飛びまくり、現在の主人公、転生前の過去存在、ラスボスな同位体と主人公一人取ってみてもミスディレクションを誘う為にイキナリ視点が変わりまくるので、適当にマウスクリックしていると話に置いていかれる事もしばしば。
とりあえず、ミシュリーヌＥＤを見た後、オマケっぽくタイトル画面に追加された「REGENERATION」を見てたら、イキナリＴＲＵＥシナリオに突入してビビった。
普通は、こーいうのは全キャラクリア後に開放されるんちゃうかと。
…まあ、いいけど。
最後は、情報統合体の手先となった自分の同位体を、平行世界の、別なヒロイン達との間にもうけた娘達に協力してもらってボコるとか、すがすがしいまでの超展開を経て、大団円。
いやー。
邪気眼・中二設定もここまで突き抜けてくれれば楽しめるわ。
でも、これは邪気眼・中二設定に波長が合う人か、自分のように邪気眼・中二設定はそれとして楽しめる人じゃないと、ドン引きするかもしれない。
よく、こんなトンがったシナリオを出そうと思ったなぁ、と自分なんかは素直に感心したんだけど、密林とかのレビューは散々だし。
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