gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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米景気後退、終わりの始まりが見られつつある可能性=オバマ大統領(ロイター) - Yahoo!ニュース

[ローリー(米ノース・カロライナ州) 29日 ロイター] オバマ米大統領は29日、米国では「景気後退の終わりの始まり」が見られている可能性があるとの認識を示した。
同大統領はタウンホール集会で「市場は上向き、金融システムはもはや崩壊の瀬戸際にはない。わたしが6カ月前に就任したときと比べて、雇用喪失は約半分のペースとなっている」と指摘した。
自動車大手ゼネラル・モーターズクライスラーの政府による救済について、両社が破たんすれば経済は大混乱に陥っていたとの見方を示し「(救済の結果)数十万人の雇用を救った。われわれの資金は返済されると考えている」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090730-00000861-reu-bus_all

嘘でも、そう言わなければならない立場なのは判るが、カルフォルニアを始め、多くの州で財政破綻が目前という状態で、政府はそれを見殺す予定なのに、景気後退が終わる、という予測が出てくる根拠が薄弱すぎて泣ける。
オバマの就任(09/01/20)は、ほんの四半期前に発生した世界同時不況で、体力の無い企業からバタバタ倒れまくってる真っ最中であり、その最悪といって良い状態から、公的資金によるドーピングしまくった状態になっただけで、「それでも最悪の時期の半分の勢いで雇用喪失が続いている」事は悲観材料だろ…。
最悪の時期に大統領就任したという事を差し引いても、現時点でオバマは目立った功績どころか、核保有国となり、核兵器を使った恫喝までやってのけている北朝鮮に対して、完全に及び腰な対応しかせず、北中露に嘗められ、北朝鮮の直接脅威に晒されている日韓から軍事同盟について疑問が持たれ、核拡散の契機になりそうな状況と、外交面では失点を繰り返している。(もう少し長い目で見ないと本当に失点かどうかは断定できないが、少なくとも現時点で日米・米英間の関係は以前より冷却化しているし、メキシコとも問題を起こしたし、大統領就任直後からパキスタンへのミサイル攻撃、公約のイラク完全撤退も修正する等、対話・平和路線も迷走気味だし…)
日本にとって、麻生があの時期、あの時に総理大臣に就任した事は幸運だったけれど、アメリカにとってあの時期、そしてこれからオバマを戴き続ける事は本当に幸運なのか…。
今のまま推移すれば、10月までに支持率が急落しそうで、その時がオバマの終わりの始まりが見られつつある可能性なんじゃないかと。