gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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東京新聞:陸自、発足来の組織改編案 最高司令部『総隊』を新設:社会(TOKYO Web)

陸上自衛隊は部隊の頂点に立つ最高司令部「陸上総隊」を新設、海外活動を専門にする「国際即応集団」や首都圏を守る「首都防衛集団」も設けるなどの組織再編をする方針を固めた。二つの集団の新設に伴い「中央即応集団」、関東・甲信越を担当する「東部方面隊」は廃止され、方面隊は、北部から西部までの四個方面隊となる。すべてが陸上総隊の指揮下に入る。
年末に改定される「防衛計画の大綱」で正式に決定し、次期「中期防衛力整備計画」の最終年度となる二〇一四年度の発足を目指す。実現すれば、過去最大の組織改編となる。
全部隊を掌握する最高司令部の設置は、太平洋戦争で暴走した旧陸軍参謀本部を連想させるが、自衛隊統合運用の円滑化に不可欠と判断した。
陸上総隊は東京都練馬区朝霞駐屯地に置く。中央即応集団から第一空挺(くうてい)団、第一ヘリコプター団、特殊作戦群などを移し、直轄部隊とする。
国際即応集団は海外活動の先遣隊で、現在ソマリア沖の海賊対策としてジブチに派遣されている中央即応集団所属の「中央即応連隊」(宇都宮駐屯地)が中心になる。
首都防衛集団は東京、神奈川、埼玉などを担当地域とし、担当地域が重なる東部方面隊指揮下の第一師団(東京都練馬区)は廃止、第一二旅団(群馬県榛東村)は東北方面隊に移管する方向。
現在の陸自の司令部組織は、北部(北海道)、東北(東北)、東部、中部(東海・北陸・近畿・中国・四国)、西部(九州・沖縄)の五個の方面隊に分散している。方面隊にはそれぞれ二〜四つの師団・旅団がある。
海上自衛隊自衛艦隊、航空自衛隊は航空総隊という最高司令部に一元化されている。〇六年、統合幕僚監部による陸海空自衛隊の統合運用が始まったが、陸自への命令は五人の方面総監に伝えなければならず、迅速性の妨げになっていた。
首相官邸に置かれた防衛省改革会議が〇八年七月にまとめた報告書では、方面隊の廃止、陸上総隊の新設が提言されたが、陸自は「方面隊は必要」として陸上総隊の新設のみを受け入れた。
陸上自衛隊の組織編成> 防衛大臣の下に5個方面隊があり、方面隊の下には15個の師団、旅団などがある。最高司令官と誤解されがちな陸上幕僚長防衛大臣のスタッフで、部隊指揮の権限はない。3月末現在、陸上自衛官は14万人。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009073002000094.html

日本がWW2で沖縄戦だけで本土上陸されるまでもなく、空と海で負けた時点で、全滅するまで戦うか、降伏する以外の選択肢が無かった事実を考えれば、国内のスパイ狩りやってるわけでもないし、陸上自衛隊の存在意義って本当に(海・空で自衛隊を圧倒していた)ソ連上陸部隊に対する遅滞防御(してアメリカの援軍を待つ)にしか存在しないんだよね…。
その意味で、ソビエト崩壊以降、海外派兵が解禁するまでの陸自の存在理由はほぼなくなっていたし、事実、次期主力戦車は平原戦より都市内戦闘を主眼に入れた小型戦車だし。
「首都防衛集団」とか作っても「そこで敵と直接砲火を交えている事態がほぼあり得ない」以上、「国際即応集団」以外はどんどん縮小されていくんじゃないかな。
…むしろ、「首都防衛集団」ってクーデターに向けた戦力再配置、とか考えた方が…げふんげふん。
個人的には、国内に潜伏している特ア組織の壊滅のため、だと嬉しい。