gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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民主が母子加算復活方針 一人親世帯で賛否さまざま |下野新聞「SOON」

アニメの殿堂より母子加算の復活を」−民主党鳩山由紀夫代表が衆院選の選挙期間中、街頭演説のたびに取り上げた生活保護母子加算。圧勝の勢いに乗る同党は、本年度中の復活を打ち出した。県内に約500人とみられる対象者にとっては朗報だが、生活保護を受けずワーキングプア状態で生活する一人親家庭からは「不公平」と不満も漏れる。
母子加算は「生活保護を受けている母子世帯より一般の母子世帯の方が収入が低い」との理由で2008年度末に廃止された。県保健福祉部によると、県内では昨年7月現在で472人が受給。一人親家庭の2%程度に当たる。
「少しでも蓄えられれば」。障害のある高校生の長男の世話のため働けない県南の女性(40)は、復活に期待を込める。
生活保護を含む今月の扶助総額は約20万円。家賃と子ども3人の食費、修学旅行の積立金に消え、中学生の次男が楽しみにしている地域の催しへの参加は「来月はあきらめようかと考えている」
宇都宮市の女性(37)は、廃止による減収分を知人への一時的な借金で乗り切った。障害のある子ども2人を抱え、短時間しか働けない女性にとっては公的援助が頼みの綱だ。
しかし、生活保護を受けずに働く一人親家庭の母親たちの胸中は穏やかではない。
宇都宮市の女性(53)はフルタイムで働き、残業もこなすが、手取り収入は13万円。「朝から晩まで働いて生活保護より低い賃金」のため、夜間は飲食店でアルバイトをする。
この生活で子ども3人を成人させた女性は「『働かない』のと『働けない』のは違うことは分かる」と前置きしつつ、「(生活保護に)母子加算まで復活するのは納得がいかない」と首を振る。
多くの一人親家庭を見てきた宇都宮市母子寡婦福祉連合会の安納ミヤ子会長(74)も「人によっては遊興費に充てるだけ」と懐疑的だ。「大多数の親は苦しい環境で仕事を掛け持ちして頑張っている。自立させるために必要なのは、お金のばらまきではないと思う」と話している。

http://www.shimotsuke.co.jp/town/life/childcare/news/20090914/205455

働かない生活保護世帯と働いている母子家庭で、後者の世帯収入が多いのは「当然」ちゃうんかと…。

宇都宮市の女性(53)はフルタイムで働き、残業もこなすが、手取り収入は13万円。「朝から晩まで働いて生活保護より低い賃金」のため、夜間は飲食店でアルバイトをする。

http://www.shimotsuke.co.jp/town/life/childcare/news/20090914/205455

不思議と、生活保護世帯の人の方が、苦労して働いている母子家庭より血色が良くて、丸々と太ってる例が多いように感じるのは、なんでなんだぜ?
生活保護は「少しでも働いたらもらえない」「資産があったらもらえない」仕組みだから、母子家庭と言うと「物凄く沢山働いて大変な母子家庭」と「完全にニート状態で金の貰える生活保護家庭」の二極端しか存在していない。(裕福な母子家庭というものは決して多数派ではない)
むしろ保護すべきは「物凄く沢山働いて大変な母子家庭」で、「沢山働いて大変な母子家庭」くらいに緩和させる方がセーフティーネットとしては有効なんじゃないかと思う。

この生活で子ども3人を成人させた女性は「『働かない』のと『働けない』のは違うことは分かる」と前置きしつつ、「(生活保護に)母子加算まで復活するのは納得がいかない」と首を振る。
多くの一人親家庭を見てきた宇都宮市母子寡婦福祉連合会の安納ミヤ子会長(74)も「人によっては遊興費に充てるだけ」と懐疑的だ。「大多数の親は苦しい環境で仕事を掛け持ちして頑張っている。自立させるために必要なのは、お金のばらまきではないと思う」と話している。

http://www.shimotsuke.co.jp/town/life/childcare/news/20090914/205455

なんーつか、やっぱり「働いたら負けかな…」を地で行く国ニッポン。