NIKKEI NET（日経ネット）：円急伸、ＮＹで一時89円台半ば ７カ月半ぶりの円高水準

【ニューヨーク＝財満大介】外国為替市場で円相場が急伸している。25日のニューヨーク市場では、アジア・欧州市場での円高・ドル安の流れを引き継ぎ、一時１ドル＝89円51銭まで上昇。２月上旬以来、約７カ月半ぶりの円高水準となった。米金融緩和が長期化するとの観測から、ドルを売って円を買う取引が活発になっている。
25日正午現在、円相場は前日比１円40銭円高・ドル安の１ドル＝89円80〜90銭で取引されている。ドルは対ユーロでも前日比で小幅に下落し、１ユーロ＝1.46ドル台後半で推移している。
米ピッツバーグでの20カ国・地域（Ｇ20）首脳会議（サミット）で各国が財政出動の継続で合意する流れとなったことで、投資家心理が改善。低金利のドルを売り、リスク資産への投資に振り向ける動きにつながったとの見方がある。 (01:30)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090925AT2M2503P25092009.html

ぐほぁ。
１ドル９１円台が底だと思って、ダイエット薬を注文した直後にコレか。
ドルが９０円を割る、というのは最近鳩山相手の御祝儀ニュースだけ見ているとあんまり深刻には思えないかもしれないが、戦後日本の為替史上これが「３回目」という話で、１回目は「バブル崩壊後(７９円まで下がった)」、２回目は半年前の「世界同時不況直後」、そしてこの３回目が、世界同時不況の２番底が近いといわれている「今」発生している点は、もう少し気にした方がいいと思う。
でも、民主党は「円高でも何もしない」を宣言中…。絶対コレがドル安の原因。
お陰で、投機の連中が安心して日本に金を退避させて(しかし株は買わない)、更に円高株安が進むという悪循環が発生している。
日本の経済実態は、かなり悪化しているから、本来なら投機マネーもある程度で自粛して円高も下げ止まるはずだったんだけどねー…日本にマイナスの行動しか取らない民主党の「歪み無さ」は、もう…。
麻生が世界同時不況直後に、様々に手を打って、誰かが被らなければならない世界同時不況で失われた信用損失を巧みに日本が被らないようにして回避してたので、アメリカや欧州も中国ヨイショでそっちにおっかぶせようとしていたというのに、民主政権の円高容認をアメリカが支持したと言う時点で、なんかキナ臭くなってきたような…。
単純に多少の円高だけなら、企業も色々対策しているから、苦しいけれど致命的な問題にはならないと思うんだけど、なーんか嫌な予感が…。