gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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年収格差で教育格差 塾行けぬ子にタダゼミ - GREE

国学力テストを受けた公立小学校の6年生を対象にした調査で、最も平均正答率が高かったのは、家庭の年収が1200万円から1500万円の世帯の子供たちだった。家庭が裕福であるほど、テストの成績も高くなる傾向が見られ、年収200万円未満の世帯と比べると、算数、国語ともに約20ポイントも開きがあった。このように、親の収入によって教育に格差があってはいけないと、大学生が「タダゼミ」というボランティアを始めた。
タダゼミで講師を務めるのは、東京大学慶応義塾大学、一橋大学など様々な大学の学生たちで、5日は講習会が行われた。タダゼミの受講資格があるのは、都立高校の受験を希望する中学3年生で、経済的理由から塾や家庭教師などの有料教育サービスを受けていないことが条件となっている。
 法政大学3年・根木弘邦さん「僕、養護施設出身なんですね。父子家庭でお金も苦労したんですけど、教育の格差がなくなっていくことを証明したくて、講習をやることにしました」 一橋大学2年・橋本扶未子さん「塾に行けなかったり、今まで(勉強が)遅れていると不安だった子たちにも、全然、今から頑張れるんだよって」タダゼミは9〜13日の5日間開催され、参加する中学生の負担は、交通費のみだという。

http://news.gree.jp/news/entry/552685

学力に関しては、「塾に行ける・行けない」という問題より「水は低きに流れる」という、環境の問題の方が大きいと思う。
こうした無料の私塾をボランティアしても、低収入・低学歴の親を見て育った子供が、勉強するかと言えば、大部分は「遊ぶ方が楽しい」と考えるだろう。
こうした「思考」の部分は、基本的に「家庭」で形成される。
「DQNの子供はDQN」という言葉が、殆どの場合、正しいように、低学歴の親を持つ子供は、親と同様に、学習意欲に乏しい。
それが、収入による学力格差の正体だと思う。
当然、例外はあるだろうが、例外は例外。
一般的な手法としてそうした学習意欲の乏しい子供達を底上げする方法を見つけない限り、低収入の子供は低収入になると言う「固定化」は避けられない。