gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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asahi.com(朝日新聞社):エアコン嫌いのお年寄り…酷暑で熱中症死の危険 - アピタル(医療・健康)

エアコンの風は体に悪い――。そう思い込んでいたお年寄りが相次いで熱中症で死亡した。よしずで日差しを和らげ、打ち水で涼をとるだけの夏は、お年寄りには危険だ。残暑が厳しい中、救急医療に詳しい医師は「酷暑を乗り切るため、思い込みを捨てて、エアコンを利用するべきだ」と呼びかける。
埼玉県草加市の県営住宅で16日、一人の女性(88)が熱中症で死亡しているのが見つかった。
草加署や市によると、この日、介護ヘルパーが訪問すると、いつもは開いている玄関ドアが施錠されていた。不審に思い、近所の人と協力して、窓枠を外し室内に入った。女性は仰向けで居間に倒れていた。
女性は「ハルさん」と呼ばれていた。3年前に夫が亡くなり独り暮らし。けがで足が不自由になり、数年前から週2回の訪問介護サービスを受けるようになった。ケアマネジャーも月1回、自宅を訪問していた。
話し好きで明るいハルさん。いつも化粧をして外出する人だった。近所の人には、よくバスガイドをしていた頃の思い出を話した。
同じ県営住宅に住む知人はハルさんの家にエアコンがないのを知っていた。「暑いので風通しをしてね」と声を掛けると、「窓を開けているので大丈夫」と答えていた。
ハルさんは、10日前にもごみ出しの際に倒れていた。点滴を受けて回復したが、一晩入院した。山形市から駆けつけた弟(72)には「照り返しで急に暑くなってくらくらした」と話していた。
ハルさんを診察した医師は、まさか家にエアコンがないとは知らなかった。「はきはきと元気な様子だったので、亡くなったと聞いて驚いた。エアコンがないと高齢者には厳しい」
弟は退院の際、水やジュースをたくさん買って部屋の冷蔵庫に入れた。「よく水を飲むように」と言い聞かせて山形に戻ったという。
ハルさんが遺体で発見された時、室内の扇風機は動いていなかった。「風に当たり過ぎるのはよくないと感じていたようだ」と弟は振り返る。
17日には埼玉県川越市の住宅内で、無職女性(72)が倒れているのが見つかった。市内の病院に運ばれたが、熱中症で死亡した。女性は寒さが苦手で、上半身に3枚、下半身に5枚の衣類を身につけていた。室内のエアコンは使っていなかったという。また18日にも、埼玉県桶川市の無職男性(71)が自宅の寝室で死亡した。熱中症だった。エアコンが嫌いで、寝室に設置していなかった。(原裕司、帯金真弓、田村剛)

http://www.asahi.com/health/news/TKY201008220178.html

お気の毒な話ではあるが、注意してもお年寄りは「私はこれで○十年無事に暮らしてきた」と生活習慣を変える事はないので、ある意味、必然と言うか「寿命」と考えるべきかと。
ちなみに、金があるなら最新のエアコンを導入すれば、消費電力も少なく、かなり快適に過ごせるはずなんだけど、何故かそういう部分には金を出さないのが日本のご老人。
ウチの母も、2年前に建てたばかりの実家は高断熱住宅の全室空調でほぼ定温・定湿環境なのに、空気が乾いて辛いと言って気化式の加湿機能が付いた空気清浄機を買ってたっけ。
結局、思い込みが現実を凌駕するんだよね…。
正月に実家に帰った時、アパートで大口開けて寝てた時は、口内がカラッカラで枕元にアクエリアスを常備していたわしが、実家で寝起きした時には、そんなの要らなかったんだから。
ちなみに、今年はエアコン無し。水風呂・扇風機で避暑。
部屋の中で汗がぽたぽた垂れる状況だけど、ダイエットが進んだという副作用でウハウハ(ぉ?)