gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ハーバード大の日本人留学生数 韓国人の1/8、中国人の1/7 (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース

今年のノーベル化学賞受賞が決まった根岸英一氏、鈴木章氏はともに若い時期に海外に飛び出して研究に励んだ。しかし、近年の若者は「内向き」志向が強い。若手社員の意欲低下は企業経営にも影響が甚大だ。
海外に長期派遣される研究者の数がピーク時よりも半減している。海外の大学や研究機関に1か月以上滞在する研究者は昨年度で3739人。ピークだった2000年度の7674人から大きく減少している。
白熱教室で話題のハーバード大学でも、昨年の留学生666人のうち日本人はたったの5人だった。韓国42人、中国36人、シンガポール22人、インド20人に比べると大きく水をあけられている。米国への留学生自体、昨年の日本は3万人足らずで、約10万人のインド・中国、約7万人の韓国の後塵を拝している。
留学生の減少で、日本の大学の存在感も低下している。米国の大学院の博士号取得者の出身大学別ランキング(2008年)では、日本の大学は425位に東京大(23人)が入るだけ。1位の清華大(472人)をはじめ中国の大学がベスト10の3つを占めているのに対し、あまりに情けない。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101027-00000013-pseven-pol

若者の内向き指向なんて言うが、そもそも、今まで企業が海外留学経験や修士・博士課程卒業者を全く評価してこなかった事を棚上げして、海外経験のある人材が必要になって慌てて「日本人学生の留学数が少ない」とか嘆かれても、フザケンナとしか言いようが無いだろう。
そもそも、中韓の場合、国内に問題があって優秀な人材ほど海外留学経由で国外流出している側面がある事を無視して、「留学生が中韓より少ない」とか言い出す辺りも、状況が見えてないとしか。
ついでに言えば、日本のそこそこ優秀な学生が国内就職せざるを得ない最大の理由が、日本のお粗末な英語教育によって、英語はそれなりに読めても、日本語しか喋れない学生が大部分なため、外資に就職したくても勤まらないと言う側面がある。
もし、日本人が英語を第二言語としてペラペラ話せるようになったら、優秀な専門系技能持ち程、評価されない国内企業なんか蹴って、理系や専門課程卒を適正に評価している外資に行くから、今より頭脳流出は激しくなると思う。
…それはそれで、よい事だと思うが。