gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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台湾にF16売却へ、米中関係の悪化は不可避―中国 2010/11/29(月) 15:46:27 サーチナ

台湾が強く望む最新戦闘機F−16C/D戦闘機の導入に関する動きがあった。来年1月に予定されている中国の胡錦涛国家主席の訪米後、オバマ政権は、F−16C/D戦闘機を含む台湾向け武器売却に関する詳細を発表する計画という。台湾の馬英九総統は、米国は中国からの圧力に直面しても、新規武器売却計画は実現すると語る。米国務院はこれについてノーコメントだが、信頼できる消息筋によると、武器売却の詳細を明らかにするのは時間の問題という。大華新聞網などが伝えた。
米国による台湾向け武器売却問題を巡る中米台の主張は、堂々巡りから抜け出せない。中国大陸部は、台湾への武器売却を止めるよう米国に求める。米国は台湾が希望しているのだからと、台湾と話をするよう大陸部に提案する。台湾は、大陸部が台湾に向けたミサイル配備を撤退する事が先だと主張している。他の選択肢は一切聞き入れない三者にとって、局面打開の術はない。米国が台湾向け新規武器売却詳細を公表すれば、中国が猛烈に反発することは目に見えており、中米関係が再び悪化する事態は避けられない。(編集担当:松本夏穂)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1129&f=politics_1129_018.shtml

まず、F16C/Dは「最新戦闘機」ではありません。
F16C/Dなら、中国のロー機である殲撃10型(F16の遠い親戚)と大差ない性能なんだから、ハイ機である殲撃11型(海賊版Su-27)を保有している中国にとっては、大した脅威じゃなかろうに。
空母でもなきゃ行けない日本と違って、台湾ならいくらでもアシの短い殲撃10型を飛ばせるんだし。
しかし、元々親中であるはずの共和党政権、それも対話的平和を主張していたオバマにここまでさせるんだから、如何に中国の覇権主義が、世界(=アメリカ)の脅威と目されているかだよな。
ついでに、これは第1列島線(=太平洋の覇権)を「譲らない」というアメリカの強い意思の表れでもある。
今までは、ここまで強く中国が押せばアメリカは引いてくれていたのに、という「甘え」が中国にあったのだろうけれど、流石に北朝鮮の民間人殺傷は、洒落にならなかったという事か。
でも、中国も面子的に引けないレベルになる前に、さっさと引きたいんだろうな。
あの「腑抜けた」重大発表のニュースを見る限り。