gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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発信箱:中国的ワイン狂想曲=笠原敏彦(欧州総局) - 毎日jp(毎日新聞)

フランス高級ワインの価格が沸騰している。最大の要因は、あり余るチャイナマネーだ。ある評論家が「世界は気が狂ったのか」と嘆いた狂乱ぶりを体感すべく、ロンドンの競売会社「サザビーズ」のワインオークションをのぞいた。どのワインも落札価格が上がること、上がること。
同社の香港オークションでは昨秋、1本のワインに史上最高値の23万米ドル(約1900万円)の値がついた。銘柄は、中国人富裕層が別格扱いする名産地ボルドーの「シャトー・ラフィット1869年」。予想高値のなんと約30倍で、グラスにすれば1杯約400万円にもなる。サザビーズで30年間ワインを手掛けるステファン・モウルド部長は、3者の争いとなった落札の模様をロンドンからテレビ画面で見ながら、「何が起きているのかよく理解できなかった」という。それほどの衝撃度だった。
モウルドさんに「笑いが止まらないのでは」と聞くと、「ケタ外れの現象です」と笑った。一方で、ワイン愛好家としての本音も。「欧州の消費者は中国の人より価格に敏感です。高値傾向が続くと、欧州では最上級のワインをあまり飲めなくなるかもしれません。人生の悲しい現実です」と。同社のワイン販売では昨年、中国を後背地とする香港市場がロンドンを抜いて世界最大になった。それも販売額で一気にロンドンの2・5倍を記録するという勢いだ。
ワイン価格の動向を握るのは今や、ロンドンでもニューヨークでもなく香港市場である。この地殻変動は、欧州のワイン文化にも影響を及ぼすだろう。生産者側は中国重視の姿勢を見せ、ボルドーの有名シャトーの中には中国にブドウ畑を開く動きも出ている。「メード・イン・チャイナ」の“高級フランスワイン”が世界に出回る日も、そう遠くはなさそうだ

http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20110131k0000m070110000c.html

既存の高級市場を、札束で頬を叩く様な勢いで荒らすのは、成金が一度は通る道だよねー。
しかし、中国で高級ワイン?不可能だ。
ワインには、清浄な自然の恵み(土地と水)が必須で、中国にはそれが無いのだから。
また、土地ごとに味わいが異なるワインは、土地に合ったぶどう品種、育て方を見極めるだけでも、ワイナリーが苦労と時間を掛ける訳で、

「メード・イン・チャイナ」の“高級フランスワイン”が世界に出回る日も、そう遠くはなさそうだ

http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20110131k0000m070110000c.html

ないない。
そもそも、マトモなワイン生産国では、法律でぶどうの原産地以外を「産地表示」できないんだから、中国で作ったワインは「フランスワイン」ではなく「チャイナワイン」となる。
侮日変態新聞は、中国様へのヨイショが大好きだのう…。