韓国が最新戦車の量産へ「日本の90式戦車2両を貫通できる」 2011/02/12(土) 12:44:31 サーチナ
核心部品の欠陥により量産が1年間延期されていた韓国の新型戦車「K2」が量産される見通しだ。環球時報が報じた。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0212&f=politics_0212_007.shtml
主力戦車K2は、韓国国防科学研究所(ADD)が研究開発した新型の戦車だ。2キロメートル以内の敵方戦車への命中率は95%以上で、ヘリコプターも撃ち落とせるが、パワーパック(エンジンと変速装置を組み合わせた動力装置)に重大な欠陥が見つかっていた。2008年に発見された欠陥により、K2プロジェクトは延期を余儀なくされ、生産計画は500両から380両にまで減少した。
K2戦車は、改良型の120ミリ砲を装備し、対戦車ミサイルと通常ミサイルの両方を発射できる。K2は主砲に独製のRhl20−L55型120ミリ滑空砲を採用。通常の弾丸のほか、独自開発したタングステン合金徹甲弾、および誘導砲弾を装備しているほか、韓国が独自開発した新型120ミリ・タングステン徹甲弾も装備。
記事によれば、「2キロ先に並べて置いた日本の90式戦車を2両貫通できる」とされ、性能は日本や北朝鮮、中国の戦車よりはるかに優れていると報じた。
また、K2戦車はレーザー探知機やGPSシステム、データリンクシステムといった第3世代戦車の最新システムを搭載している。また、自動装填装置により、搭乗者は3人だけでよく、ほかにも全体的な改良が加えられ、メンテナンスも容易だという。(編集担当:畠山栄)
このK2戦車は、「停止」状態で2kmの「固定」目標に対する命中率は95%以上を謳っているのだが、九〇式の有効射程は3.4kmで、しかも「移動しながら、移動目標に撃って初弾命中させる」という変態戦車ですが何か?
韓国のK2戦車は、車体のサスペンション制御がお粗末なのに、反動の大きい120mmを載せている物だから、前記の通り命中精度は高くないらしいし、普通に撃ち合ったら、最新の一〇式はおろか九〇式相手でも負けると思われ。
ただ、自動追尾砲弾は有効射程が9.8kmほどあるらしいので、車載電子装備が有効に働けば、他のK2戦車が発見した九〇式を射程外から狙い撃つ事は出来るので、視界外戦闘も含めるなら、確かに強力かも。
でも、戦車同士が本来撃ち合う距離で九〇式が先制できる以上、九〇式を発見したK2戦車は、程なく狩られてしまうわけで、同数ならやはり九〇式が優位だろう。
…つか、K2戦車って、アクティブ防御システムだの自動追尾砲弾だの、純粋な対戦車ハンターキラー性能に関係無い、余計な機能が多すぎる。
TK−Xの一〇式は、清々しい位に対戦車ハンターキラー性能を突き詰めた感じで、火砲の強化、命中率の向上、装甲の強化、小型・軽量化、情報機器の強化、といった全体的な基本性能の向上となっている。
アクティブ防御システムのような「自らレーダー波出しまくり」な防御兵器を積むくらいなら、車体を小さくして被弾面積を小さくしたり、ステルス性を高めた方が生存生は高まるし、射程の長い対戦車ミサイルを運用したいなら、レーダーが貧弱な戦車が撃つより、前線で偵察車や一〇式が得た索敵情報で、後方から戦闘ヘリがぶっ放した方が良い。
この辺り、1つの兵器で何でもやらせようと欲張る韓国人らしいといえば、らしいんだけど。
個人的に、高性能な一〇式戦車の使い道は、あんまり無いだろうなぁ…と思って居たし、一〇式戦車が「都市部での対ゲリラ戦」を想定していると聞いた時には「国民に銃を向ける気かよ」と思ったものだが、良く考えてみれば、国内に100万人規模で敵性国家の人間が流れ込んできている状況だから、後方攪乱で都市ゲリラが発生しても不思議じゃない。
そういう意味で、自衛隊の装備は「(限られた予算と権限の中で)良く考えられている」と再認識したわ。