gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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NIDS 防衛研究所 アジアの空軍軍拡競争を誘発する中国 − 「機は熟す」か(第2回) (PDF注意)

(前略)
中国の空軍力の増強ペースはアジア諸国の中で突出している。2015 年には、低位シナリオ及び高位シナリオともに、自衛隊と在日在韓米軍を加えた空軍力を上回り、冷戦時代の旧ソ連に対する軍事バランスより日本の中国に対する軍事バランスが悪化する可能性が高い。
(後略)

http://www.nids.go.jp/publication/commentary/pdf/commentary017.pdf

内容自体はそれほど目新しく無いと言うか、中国やべーって話であるのだが、割とショックだったのが、添付の「各戦闘機の戦闘力 (参考)」という表。
F15JはKF16に劣り、KF16(B32)とドッコイくらいの戦闘力評価で、F2はKF16(B32)以下の戦力指数になっている。
具体的に言うと
F15K(40機)>F15J改(32機)>Su27SM>F2改(4機)>KF16(B52 140機)>Su27S>F15J(170機?)>KF16(B32 40機)>F2(86機)
という評価になっていた。(機数は別に調べて付け加えたもの。F15JやF2の改修が何処まで進んでるか良く判らなかったが、予算が付いてる分だけを記載)
F16のBlock30/32にF2が負けてるとか信じられんわ…。
F2ってF16のBlock40/42をベースに開発されており、アメリカの予算獲得の都合でC/D扱いだけど、Block40/42はG/Hという新しいモデル名が付けられる予定だったほどの差が、Block30/32との間にはあるはずなのに。
一応、親方日の丸な防衛研究所の資料だから、一定の信頼性もあるんだろうし。
もし、この戦力評価が正しければ、現時点の日本の航空戦力は「韓国」にすら劣るという評価になるような。
予算獲得の為にあえて低く評価しているのかなぁ。
それとも、日本防衛にはほとんど関係が無い「対地攻撃能力」を含んだ戦力指数なのか。