gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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【リビア騒乱】「東部兵士数万人を首都近郊に潜入」 陸軍少将と会見 - MSN産経ニュース

【トブルク(リビア北東部)=黒沢潤】リビア陸軍のハニ・サアド少将は27日までにトブルクの陸軍駐屯地で産経新聞と会見し、東部一帯を管轄する陸軍がカダフィ政権を完全に見限ったとした上で、“首都決戦”に備えるため、兵士数万人を私服姿でトリポリ近郊に潜り込ませていると語った。
潜入部隊の規模について少将は「トブルクから2千人、(第二の都市)ベンガジから3万5千人」と言明。リビア総兵力7万5千人の半数近くが首都近郊に潜入している計算だ。
制服姿で人員を大量に送り込まないのは、カダフィ氏の出身地である北部沿岸のシルトやミスラータで、政権側から反撃される恐れがあるためとみられる。
サアド少将によれば、カダフィ氏は1969年の無血クーデターで倒したイドリス国王の地盤、トブルクやベイダなど東部一帯を常に警戒してきた。東部の反乱を防ぐため「武器を東部にできるだけ配備しないように努めてきた」という。
しかし、少将は「東部軍はこれまでひそかに爆弾や実弾を調達してきた」と証言。理由や調達先への言及は避けつつも「私服の兵士と並行する形で現在、首都近郊に送り込んでいる」と語った。また、東部軍がカダフィ政権に反旗を翻した理由について「リビアに連れてきた外国人傭兵(ようへい)を使って、自国民を虐殺したからだ」と強調した。
カダフィ大佐は依然、傭兵や親衛隊、西部地域の軍など、全兵力の3割近くを掌握しているとされ、東部に反攻し支配権を奪還した場合、反乱分子が処刑される恐れもある。少将は「われわれは屈しない。東部には宗主国イタリアへの抵抗運動を率い、(1931年に)イタリア政府によって処刑された英雄、オマル・ムクタル以来の反骨の伝統がある。非道な人間とは断固戦い抜く」と言い切った。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110227/mds11022720070010-n1.htm

便衣兵とは、最悪の手段を取りやがったな…。
正規軍人を民間人に偽装させる事は、民間人への攻撃容認の理由になりえる。
「民間人を虐殺した」のと「武装ゲリラを含む集団を制圧した、武装ゲリラとの交戦で民間人も多数死傷」のでは、意味合いが大きく異なると理解できるだろう。
なので、周辺国からの理解を得る為には、民間人を巻き込むゲリラ戦を取るのはNGなのだ。
にも拘らず、平然と、この腐った戦術を開陳したと言う事は、カダフィの後釜を狙う連中は、根本的にカダフィ同様に民間人の命を「屁」とも思って居ないクズであることを示している。
こりゃ、完全に泥沼の内戦状態へ突入か。