asahi.com(朝日新聞社):新型ミサイル潜水艦を配備=近海から米攻撃可能―中国軍 - 国際
【香港時事】中国系香港誌・鏡報7月号は、中国海軍がこのほど、最長射程1万4000キロの弾道ミサイルを搭載する新型の「清」級潜水艦を配備したと報じた。7月1日の中国共産党創立90周年に合わせて就役させたとみられる。
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201106300097.html
「夏」級などこれまでの弾道ミサイル潜水艦が原子力推進だったのに対し、「清」級は通常動力を採用。中国近海から米本土を攻撃する能力を持ち、その配備には「中国の核戦略をより合理的、より効果的にする」意義があるという。
[時事通信社]
元々弾道ミサイル潜水艦が原子力なのは、長期的な潜航により隠密性を極限まで高め、報復核戦力を担保するのが理由。
しかし、弾道ミサイルの高性能化により、自国領近海からぶっ放せるようになり、安全な海域に引きこもる事ができるようになった為、長期航海能力は必ずしも必須ではなくなったのも事実だ。
…が、中国の領海は狭く、複数の国と紛争状態なので、米露のように自国領内深く…みたいな場所が限られている。
むしろ中国こそ弾道ミサイル潜水艦が原子力必須だと思うんだが。
ちなみに、中国がアメリカまで飛ばす事ができる大陸間弾道核は50発以下と考えられており、その数ならアメリカはMDで十分防衛可能。
現時点に於いては、米露間以外で相互確証破壊が成立していない。(将来的にはともかく)