gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

FT 日本の次期戦闘機、調達めぐるバトルの行方:日本経済新聞

日本は今、次世代にどの新型戦闘機で国境を守るかを決めようとしている。これは軍用機メーカーにとって悲惨な1年だったなか、最も期待されてきた案件だ。
■納入契約60億ドル、30〜40年の保守契約
年末までに見込まれる決定により、日本がほぼ独占的な米国との技術的軍事パートナーシップを継続するか、第2次世界大戦後初めて欧州から重要兵器を調達するかが明らかになる。
契約獲得を目指しているのは戦闘機3機種だ。欧州防衛企業のコンソーシアムが製造するユーロファイター「タイフーン」、米防衛企業のロッキード・マーチンや英国のBAEシステムズなどが製造するF35、そして米航空宇宙・防衛企業のボーイングが製造するFA18「スーパーホーネット」だ。
42機前後の納入契約は最大で60億ドル規模になり、30〜40年に上る戦闘機の使用期間に保守サービスを提供する契約はそれ以上に利益を生み出す。
■全力で売り込みかける欧州
「この手の売り上げは頻繁にあるものではない。1世代に1度の案件だ」。日本へのタイフーンの売り込みを担当するBAEのマーク・パーキンソン氏はこう話す。「日本への売り込みに成功したら、我々にとってはとてつもなく大きなビジネスになり、将来、会社の事業計画を支えていくだろう」
欧州最大の防衛企業であるBAEは過去7年間、日本への戦闘機販売のために多額の資金と膨大な手間をかけてきた。タイフーンには有利な点がいくつかある。特に大きいのは、リビアで今年、その価値を証明したことだ。
タイフーンは長距離ミサイルの搭載に向き、納入できる態勢が整っているうえ、最大のライバルであるF35よりも値段がかなり安い。おそらく最も重要なのは、ユーロファイターとその後ろ盾になっている欧州諸国の政府が、タイフーンの技術を共有し、日本での戦闘機製造に協力する意思があることだろう。
■本命はF35だが
IHSジェーンズのアナリスト、ロバート・ヒューソン氏はタイフーンのことを、もし契約を勝ち取れたら驚異的な出来事になる見込み薄の候補と呼び、「日本は本当にF35を欲しがっている」と言う。
スーパーホーネットかタイフーンが選ばれてF35が退けられるようなことがあれば、ロッキード・マーチンにとっては腹を殴られるような猛烈な打撃だ。F35の将来は本当のところどうなのかという疑問が出てくるだろう」
F35は現在売られている戦闘機の中では最も近代的で、流線型のデザインのおかげでレーダーをかいくぐることができる。日本は歴史的に最新技術を買う傾向があるため、多くの観測筋はF35に決まる可能性が高いとみている。
だが今回は違うかもしれない。というのは日本が急いでいるからだ。日本が保有する戦闘機の大部分は技術的に古くなっており、F2戦闘機18機が3月の津波で損傷した。2016年という納入期限は、予算超過と計画遅延が続き、見事とはいえ、高額なうえにあまり試されていない技術を搭載するF35には無理かもしれない。
「このプログラムは準備万端とはほど遠い状態で、F35は技術的な障害と予算の縮小という点で大きな問題を抱えている」とヒューソン氏。「これまでは約束を果たせなかったので、今F35の契約をする人は勇気がある」
■暫定的に数機購入する可能性も
3機種の中で最も古く、最も安いのがスーパーホーネットだ。競合機と比べ、しっかり試されており、準備が整っているという大きな利点があるが、すぐにロシアや中国に追い越されかねない過去の技術を使っているとみなされる点は不利だ。
ヒューソン氏は日本政府が後でF35を購入する約束をして、暫定的にタイフーンかスーパーホーネットを数機購入する可能性があると指摘する。別の可能性としては、日本がF35の納入を待つ間、三菱重工業にF2戦闘機を追加で発注することも考えられる。
By Carola Hoyos
(翻訳協力 JBpress)

http://www.nikkei.com/biz/world/article/g=96958A9C9381959FE3E1E2E6998DE3E1E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;dg=1;p=9694E3E7E2E0E0E2E3E2E6E1E0E2

たった40機程度しか買わないのに、なんで暫定的に「数機」も別機種買わなきゃならんのだ?
寝言は寝て言え。
最もマシな選択肢だったF2再生産と言うオプションを最初から捨てていた以上、F2の追加発注もありえないし、F35に決定したら、F35を買うだけだよ。
仮に、暫定的に買う、なんて事があったとしても、導入実績の無い欧州機を買うはずも無い。(受け入れ体制が無いので)