ユーロ圏経済：７−９月成長率0.1％に下方修正−景気後退の観測 (1) - Bloomberg

１月11日（ブルームバーグ）：ユーロ圏経済は2011年７−９月（第３四半期）に先に発表されていたよりも弱い成長となり、リセッション（景気後退）に向かいつつある兆候が強まった。
欧州連合（ＥＵ）統計局（ユーロスタット）は11日、昨年第３四半期のユーロ圏域内総生産（ＧＤＰ）を前期比0.1％増とし、従来の0.2％増から下方修正した。
スタンダードチャータード銀行のエコノミスト、トマス・コスターグ氏は電子メールで、「今回の下方修正は、北部を含め大半の欧州諸国の経済の基調が昨年後半に弱かったことを浮き彫りにした」とし、「景気減速が第３四半期に始まったとの見方が多い。ユーロ圏は第４四半期にリセッション入りしたようだ」と指摘した。
ルクセンブルクのユンケル首相兼国庫相は今月４日、ＥＵが計り知れない規模のリセッションの瀬戸際に立たされていると発言した。ユーロ圏の今年の経済成長率について、欧州中央銀行（ＥＣＢ）は0.3％、ＥＵの欧州委員会は0.5％をそれぞれ見込んでいる。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LXMSZ30UQVI901.html

むしろ、延命以外の欧州を救う手立てが無く、２〜４月のイタリア国債償還が危ぶまれている状況で、マイナス成長と予測しないだけ温情があるとしか。