「治安維持」予算9兆円超に＝国防費上回る―中国 （時事通信） - Yahoo!ニュース

【北京時事】5日に開幕した中国の全国人民代表大会（全人代）に合わせて財政省がまとめた今年の中央・地方予算案報告によると、国内で治安維持などに使う「公共安全」予算を7017億6300万元（約9兆1200億円）と見込み、国防予算の6702億7400万元（約8兆7100億円）を上回った。
秋の共産党大会を控え、胡錦濤指導部は安定重視を鮮明にしており、温家宝首相も5日の政府活動報告で「社会管理を強化する」と強調。チベットやウイグルの分離・独立の動きを阻止するとともに、国内で多発する暴動やデモを抑え、反体制活動家に対する引き締めを強化する方針だ。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000025-jij-int

ちなみに、日本の警察庁予算は、年間２６７５億円(平成16年度)、都道府県警察予算は全部合わせて３兆３７０１億円。
人口が１０倍の中国で、日本の３倍なら「安い」じゃん、と思った人は、かなり頭が残念な人。
日本の警察も自衛隊も、その大部分が「人件費」で占められている。
自衛隊で約半分、日本の警察だと８割が、人件費なのだ。
日本に比して、中国は１０倍ほど人口は多いが、物価が年収ベースで７．５倍くらい違う。
日本では警察全体の人件費は総予算の８割で、２兆７６００億円だが、これを１０倍(人口補正)して、７．５で割る(人件費補正)する、３兆６８００億円となる。
これを０．８で割れ(人件費は総予算の８割なので)ば、中国の警察予算における適正値は、４兆６０００億円で済む筈と判る。
…実体は、その「倍」。
それだけの巨費を投じても、中国の治安は、日本最悪の治安を誇る大阪と比しても、「悪い」ことが多い。
中国人が、どれだけ危険な存在か、この一点だけでも判るというか。