gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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三菱重工、F35組み立てライン新設へ:黒マッチョニュース

政府が航空自衛隊の次期戦闘機として導入するF35について、航空機メーカー国内最大手の三菱重工業が日本国内での組み立て製造を請け負うことになり、三菱重工業は、名古屋空港に隣接している小牧南工場にF35の組み立てラインを新設することになりました。
F35はアメリカなど9か国が共同で開発を進めているもので、政府は航空自衛隊の次期戦闘機として導入することを決定しており、今後10年以上かけて、42機を調達することにしています。
また、政府は日本国内の防衛産業の技術水準を高めるため、今後導入するF35については、アメリカなどから輸入した部品をもとに、国内企業に組み立てを担わせる方針で、今月1日には、F35について、国内企業が製造や修理を行っても国際紛争の当事国に対して武器の輸出を認めないなどとした「武器輸出三原則」の例外として認めることを決めました。
これを受けて、日本国内での組み立て製造を請け負うことになった三菱重工業は、愛知県営名古屋空港に隣接している小牧南工場に数百億円の費用をかけて、F35の組み立てラインを新設する方針を固め、ことしの夏以降、そのための工場内の区画整理に乗り出す方向になりました。
これについて、日米の防衛関係者は「将来的には日本向けのF35の組み立てだけでなく、在日アメリカ軍に配備されるF35の修理や補修などを小牧南工場で行うことも視野に入れたい」としています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130319/k10013294081000.html

これが開発プログラム参加国でも無い日本に認められるという特例が、どれだけ凄い事なのか理解できない情弱には、「単なる下請け」「組み立てだけの簡単な仕事」とか思われるんだろうな、と思ったら正にその通りで笑った。
F35に関しては、今次FXで買わなくとも、次のFXでは買うことがほぼ確定だったし、尖閣問題と北朝鮮の核開発問題で日本が敵基地攻撃能力の封印を解く、と言う流れになっている現状だと、対地攻撃機としてF22以上のF35はかなり魅力がUPしている。
対空迎撃任務向けとしては微妙でも、汎用機として見るとF22より優れているからだ。
加えて、当初は全く考えられていなかったFACOの日本設置は、アジアにおけるF35の修理拠点として日本が選ばれた事を意味しており、戦時のF35稼働率UPに寄与するだけでなく、平時には定期的な修理/点検需要で金が落ちてくる。
もし、すんなりF22が決まっていても、次のFXでF35購入がほぼ確定状態。
しかし、その頃には韓国にFACOを取られてて日本のF35の製造組み立て/修理/点検は全部韓国で行う事になっていたと思われ。
しかも、完成品購入/修理整備もアメリカ本土というF22採用だと、日本国内の戦闘機生産/整備ラインは旧式化したF15用を細々と続ける分しか残ってないから、産業基盤は大きく損なわれていた可能性もある。
結果的に見れば、今次FXでF22を買えなかったのは、良かったのかも。
まあ、尖閣での小規模紛争勃発前に、日本で戦力化できなかったら、意味が無いのだけれど。