gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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自衛艦あたご衝突事故 控訴を棄却 東京高裁/遺族 納得できない

千葉県房総半島沖で2008年2月、海上自衛隊イージス艦「あたご」(舩渡健一艦長=当時)がマグロはえ縄漁船「清徳丸」に衝突、沈没させ漁師親子が死亡した事故で、あたごの当直士官(当時)、元水雷長の長岩友久3佐(39)、元航海長の後潟(うしろがた)桂太郎3佐(41)が業務上過失致死罪などに問われた控訴審判決が11日、東京高裁でありました。井上弘通裁判長は2人を無罪とした一審横浜地裁判決を支持し、検察側控訴を棄却しました。
(後略)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-06-12/2013061215_03_1.html

事故直後はマスゴミ自衛隊批判補正が入った記事のおかげで、全面的にあたごが悪いという論調だったが、地裁判決の時に詳しく裁判資料を漁って調べたら、むしろ漁船側が国民の財産であるイージス艦に体当たりして破損させ、職務に忠実だった自衛官に無為な責任を負わせたとして賠償請求したいレベルの酷さだった。
具体的に言うと、原告(と検察)が当初主張していた航跡図で判断すればあたご側に回避義務があると言える物だったが、周囲の漁船証言や、事故被害状況を検証すると、原告が主張した航跡図には矛盾が発生し、海自側が主張してきた航跡図の方が正しい可能性が非常に高く、その場合は漁船側に回避義務があった。
そもそも現実問題として、小回りの利かない大型船が回避するより、小型船である漁船側が回避するのがルールになってて、衝突した漁船以外の僚船は全て回避してたにも拘らず、この漁船だけは衝突コースまっしぐら。
あたごは7700トン級の大型艦だから、機敏に回避できるはずも無いのだが、その異常事態を知った後は、全力で回避行動を行っている。
衝突が避けられない状況になって、慌てて漁船が珍走回避を行ったが、実際には回避してたあたごに向けて突撃してたという状況だったのだ。
もう自殺か、テロかと。
状況的に、漁船側が1人の見張りも立てずに居眠りこいてて、鳴り響く警笛にギリギリ目を覚ましてパニックのまま舵を操作し、「自転車に乗ったジジババは人が避けようとした方向に突撃する」法則にしたがって自滅したんだろうとしか。
どうせ、この遺族も特定団体のバックアップを受けて、自衛隊批判を高める為だけに上告するんだろうなぁ。