汚染水対策で予備費投入に理解 麻生財務相「東電１社では対応できない」 - MSN産経ニュース

麻生太郎財務相は２７日の閣議後の記者会見で、東京電力福島第１原発から汚染水が漏れている問題への対策として「凍土遮水壁」を設置することに関し「予備費を使って早急に手当てする必要がある」と述べ、予備費の活用に理解を示した。
財務相は「技術的な問題もあり、東電１社では対応できない」と国費で支援する理由を語った。
茂木敏充経済産業相も閣議後会見で、予備費の活用に向け財務省と調整を急ぐ考えを示した。
林芳正農相は閣議後会見で、汚染水対策の見直しを東電に文書で求めたことを明らかにした。農相は「９月から福島県いわき市でも漁業の試験操業をしようと準備してきたので遺憾だ」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130827/fnc13082712390015-n1.htm

既に事実上の国有化が済んでいる*1のに、国が修羅場に手を突っ込むのを嫌って、東電一社に後始末を押し付けつつ、その資金源となるべき東電の収益を、政局優先で原発停止したままにして、燃料費ＵＰで奪ってるんだから、これは東電が悪いというより、今の政府(言い訳のしようもなくジミン)が悪いと断言できる。
予備費を投入するより先にすべき事は、原発の再稼動だ。
ＬＮＧと重油・原油あわせて毎年２．５兆円もの燃料費を余分に、既に２年半も支払い続けているのだから。(ついでに電力不足も解消されるので製造業は助かる。電気代が下がれば更に良し)
あとは、老朽化した火力による電力供給で奪われている人的リソースを原発の後始末に回せるようになるだけでも、相当違う。
いい加減、単独政権取ったんだから、アクセルとブレーキを同時に踏むような間抜けな状況は、さっさと解消して欲しいわマジで。

*1:原子力損害賠償支援機構が議決権の５０％以上を確保済み