首相、消費税８％方針表明…閣議で正式決定へ : 政治 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

安倍首相は１日午後、首相官邸で開いた政府・与党政策懇談会で、２０１４年４月から消費税率を８％に引き上げる方針を表明した。
同日夕の閣議で正式決定する。日本銀行が１日午前発表した全国企業短期経済観測調査（短観）では、「大企業・製造業」の景況感がプラス１２とリーマン・ショック以降最も高い数字を記録しており、国内景気の回復基調が鮮明になったと判断した。
首相は１日の政府・与党政策懇談会で、「国の信認を維持し、持続可能な社会保障制度を次の世代に引き渡すため、来年４月１日に、消費税率を８％に引き上げる判断をした」と述べた。消費税率の引き上げは１９９７年４月以来２回目で、上げ幅３％は前回を上回る。政府は消費増税による景気の腰折れを防ぐため、景気対策に全力を挙げる方針で、５兆円規模の経済対策とあわせて発表する。
（2013年10月1日13時25分 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131001-OYT1T00613.htm

正直言って、アチャーという感じ。
現時点では、アベノミクスで実際にやった事なんて、日銀を抱き込んでの無制限金融緩和くらいであり、アベノミクスの柱であった国土強靭化に伴う大規模公共投資も未執行だし、震災復興にしてもほとんど民間主導で進んだ部分しかなくて、「アベノミクスは実体の無いバブル」というのが、ある意味では事実だった訳で、それに公共投資と言う「実体」を与える前に、増税と言う収穫を始めたら、口だけでバブルを起こして、そのままバブルを潰したというオチにしかならん訳で。
腰折れを避ける大型減税とセット…にするくらいなら、最初から消費税増税を見送っとけという話なんだが、どうにも「何が何でも消費税増税しないといけない」という勢力が「何故消費税ＵＰが必要なのか」という理由を忘れているようにしか思えない点。
増税した３％分も給料はおろか景気も上がっていないのに、景気回復の「期待」が盛り上がったら、即座に氷水ぶっ掛けて冷やすとか。
しかも、たった５兆円ぽっちの経済対策で、腰折れを防ぐとか…１桁足りんわ。
最低でもその６倍は突っ込んでもらわないと、腰折れ不可避でしょ。
国民は変化を期待していただけに「お小遣いが足りなくなると増税を繰り返すだけで、今までと何も変わらない」という失望感は結構大きいと思うよ。
ちなみに…為替は円高に振れた模様。また９５円台になったら、ガッツリ買い増ししよ。