米軍が韓国に800人追加派遣、戦車や装甲車両も配備へ| ワールド| 北朝鮮| Reuters
［ワシントン ７日 ロイター］ -米国防総省は７日、米国本土の部隊約８００人とＭ１Ａ２戦車や装甲車両数十台を韓国に来月派遣すると発表した。アジア太平洋地域を重視する米国のリバランス戦略の一環だという。
http://jp.reuters.com/article/JPNKorea/idJPTYEA0700O20140108
今回派遣される部隊は、テキサス州フォートフッド基地に駐屯する１個大隊で、２月１日から９カ月間の日程で韓国に駐留する。韓国には現在、約２万８０００人の米兵が駐留している。
国防総省の報道官、スティーブ・ウォレン大佐は、「在韓米軍のの追加配備は、太平洋地域へのリバランスの一環で、かなり前から計画されていた」と述べた。
韓国の聯合ニュースは、軍関係者の話として、新たに派遣される米軍部隊が北朝鮮との軍事境界線がある非武装地帯（ＤＭＺ）の南に位置する京畿道北部に配備されると報じている。
リバランスで以前から計画されてたって言うけど、2016年には全ての地上部隊を撤退させるとまで言い切った、在韓米軍の段階的縮小の流れから考えると、今更になって陸上兵器を少ないとは言え、再配置と言うのは違和感があるよなぁ。
しかも、たった８００人、戦車を含む装甲車両数十台とか、１５０万人を越える陸兵と、骨董品とは言え３５００両もの戦車を保有する北朝鮮相手と考えると、焼け石に水レベルだし。*1
本来の予定だと、空軍のＦ１６やヘリ部隊といった対地攻撃可能*2なマルチロール部隊を残して、死人が出やすい陸軍は全面撤退し、海軍も最低限を除いて撤退するはずだったんだけどねー。
北朝鮮が暴発しかねない、と言う情報を掴んだのか、単なる韓国を慰撫する為のパフォーマンスなのか。
元々、アメリカの勝手な皮算用だと、日韓軍事協定を結ばせて、日本に半島防衛戦力を供出させるつもりだったのに、前政権である民主党による反米政策で日米間の距離が開いた事と、中国の圧力により韓国が日和ってドタキャンしてしまい、さらには韓国大統領の竹島上陸に端を発する日韓関係の悪化で日韓防衛協定の話が完全に流れてしまった。
ようやく自民党が政権を奪還し、親米政権になったけれど、前政権時代に中韓が挑発しすぎて日本人を本気で怒らせてしまい、日本からの歩み寄りが期待できない状況であり、なんとか安倍を抑えてきたけれど、幾ら「配慮」しても中韓の歩みよりは全く無く、政権交代から１年目の昨年１２月、アメリカの制止を振り切って靖国参拝されたから、米国が自前で同盟国である韓国を助ける羽目になったのね。
あえて韓国に肩入れする事で、遠まわしに、靖国参拝を強行した日本に対するイヤミも含んでるかも知れんけど、そんなの知ったことかと言うレベル。(むしろ無関係な泥仕合に巻き込まれなくてラッキーという話だし)
